よむ、つかう、まなぶ。
■ 大学病院における医師の働き方に関する調査研究報告書 (57 ページ)
出典
| 公開元URL | https://ajmc.jp/news/2023/04/17/5048/ |
| 出典情報 | 全国医学部長病院長会議 記者会見（4／17）《全国医学部長病院長会議》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
労働時間短縮により予想される教育（卒前）・研究への影響 (自由記載)
• EDC(Electronic Data Capture)システムや、電子カルテ情報ＳＳ－ＭＩＸ規格によるデータ出力可能としビックデータ利用を可能とするシステムの導入、研究遂行に係る学
内諸手続きの電子化
• 医学部の教員は研究、教育、臨床の三つの役割を果たすために時間を最大限フレキシブルに使っているが、それでも三つの役割を十分に果たすための総時間数が不足
する状況になっている。労働時間が短縮されると研究や教育に充てる時間数が更に低下する事に直結し、特に研究の量と質の低下につながる。現在の医学研究では
様々な社会的要請や規制等をクリアして研究を計画・実施する必要があり、そのために必要とされる事務作業も年々増加している。労働時間の短縮によりこうした業務に
も支障が生じ、臨床研究などが停滞することで先端的な医療の実現という大学医学部にとって最も重要な責務を果たせなくなることを危惧する。
• 医師に対し、組織が求める教育・研究・診療に対する業務割合を明確に示していない場合、大きな影響が生じると考えられる。
• 教育・研究の業績不足により、昇格等キャリアアップに支障が生じる。
• 教員の本務である教育・研究業務を優先する必要があり、研究業務の一環として診療業務を行っているという、これまでの概念が通用しなくなる。
• 勤務時間インターバル、代償休息の必要な教員が確認できた場合は、教育、研究、診療の質の低下が考えられるが、現段階では不確定な要素が多い（影響があるとは
言い切れない）
• 兼業枠の減少に伴う大学病院における勤務医の減少、引いては地域医療への医師不足が懸念される。
• 研修医、専攻医など、修練が必要な時代に、労働時間を短縮することは、医師としての命取りで、ひいては国全体の医療・医学レベルの低下に直結すると危惧します。
• 授業終了後に実施している学生の教育に関する説明会（マッチング説明会、クリクラ説明会等）の時間が確保できない。
• 大学教員の数が臨床、研究、教育の全て担うという点で圧倒的に不足しているということが問題点である。また、特に若手教員は外勤によって市中病院の医師と同等の
給与水準を維持しているため、労働時間の短縮により外勤ができなくなることで収入減が予想され、ますます教員がいなくなることが懸念される。
• 大学病院の医師は、勤務時間と研究、教育時間、自己研鑽時間を明確に区別できるわけでなく、合間合間に時間を見つけて、それぞれの活動を行っている実情がある。
労働時間短縮となれば、自然、教育や研究時間、さらには自己研鑽時間が低下すること、医師の（アカデミアの一員であることの）モチベーション自体が下がることも自明
である。
• 日本全体で医療技術の低下、研究力の低下が懸念される
• 病院の教員数は維持されているが、医学部・研究科の教員は削減されており、ぎりぎりの状況である。臨床系教員の働き方改革により、教育（特に実習）と研究全般に多
大な支障が生じることが懸念される。
• 本学の授業時間が就業時刻間際まで設定されているため、オフィスアワー等の授業終了後に行われていた学生と教員のコミュニケーション機会が制限される。
医師が行う教育・研究を支援するスタッフ配置状況
医師が行う教育・研究を支援するスタッフ配置状況
１名以上配置病院比率
医師が行う教育・研究を支援するスタッフ配置状況
回答病院の構成比率
医学教育支援センター等の職員の配置状況
医学教育支援センター等の職員の配
置状況
97.5%
61.3%
2.5%
22.5%
2.5%
5.0%
6.3%
シミュレーションセンターのスタッフ
シミュレーションセンターのスタッフ
1.4%
75.3%
98.6%
医師が行う研究を支援するスタッフの配置 2.5%
24.7%
状況
医師が行う研究を支援するスタッフの
配置状況
97.5%
0%
0名比率
90%
配置スタッフ数
医学教育支援センター
等の職員の配置状況
シミュレーションセンター
のスタッフ
医師が行う研究を支援
するスタッフの配置状況
0名
1名-9名
17.8%
0.0%
92%
10名19名
94%
20名29名
96%
30名39名
98%
1名-9名比率
100%
1名以上 合計 1名以上
10名1名-9名
配置
回答 配置病 0名比率
19名
比率
病院数 病院数 院比率
比率
40名
以上
20名29名
比率
23.5% 18.5%8.6% 22.2%
20%
40%
60%
80%
10名-
20名-
30名-
40名
19名
29名
39名
以上
比率
比率
比率
比率
30名39名
比率
2.7%
40名
以上
比率
最小
人数
最大
人数
100%
平均
人数
中央値
2
49
18
5
4
2
78
80
97.5%
2.5%
61.3%
22.5%
6.3%
5.0%
2.5%
0
46
10.8
7
1
55
13
2
0
2
72
73
98.6%
1.4%
75.3%
17.8%
2.7%
0.0%
2.7%
0
45
7.4
6
2
20
19
15
7
18
79
81
97.5%
2.5%
24.7%
23.5%
18.5%
8.6%
22.2%
0
196
29.3
19
53
• EDC(Electronic Data Capture)システムや、電子カルテ情報ＳＳ－ＭＩＸ規格によるデータ出力可能としビックデータ利用を可能とするシステムの導入、研究遂行に係る学
内諸手続きの電子化
• 医学部の教員は研究、教育、臨床の三つの役割を果たすために時間を最大限フレキシブルに使っているが、それでも三つの役割を十分に果たすための総時間数が不足
する状況になっている。労働時間が短縮されると研究や教育に充てる時間数が更に低下する事に直結し、特に研究の量と質の低下につながる。現在の医学研究では
様々な社会的要請や規制等をクリアして研究を計画・実施する必要があり、そのために必要とされる事務作業も年々増加している。労働時間の短縮によりこうした業務に
も支障が生じ、臨床研究などが停滞することで先端的な医療の実現という大学医学部にとって最も重要な責務を果たせなくなることを危惧する。
• 医師に対し、組織が求める教育・研究・診療に対する業務割合を明確に示していない場合、大きな影響が生じると考えられる。
• 教育・研究の業績不足により、昇格等キャリアアップに支障が生じる。
• 教員の本務である教育・研究業務を優先する必要があり、研究業務の一環として診療業務を行っているという、これまでの概念が通用しなくなる。
• 勤務時間インターバル、代償休息の必要な教員が確認できた場合は、教育、研究、診療の質の低下が考えられるが、現段階では不確定な要素が多い（影響があるとは
言い切れない）
• 兼業枠の減少に伴う大学病院における勤務医の減少、引いては地域医療への医師不足が懸念される。
• 研修医、専攻医など、修練が必要な時代に、労働時間を短縮することは、医師としての命取りで、ひいては国全体の医療・医学レベルの低下に直結すると危惧します。
• 授業終了後に実施している学生の教育に関する説明会（マッチング説明会、クリクラ説明会等）の時間が確保できない。
• 大学教員の数が臨床、研究、教育の全て担うという点で圧倒的に不足しているということが問題点である。また、特に若手教員は外勤によって市中病院の医師と同等の
給与水準を維持しているため、労働時間の短縮により外勤ができなくなることで収入減が予想され、ますます教員がいなくなることが懸念される。
• 大学病院の医師は、勤務時間と研究、教育時間、自己研鑽時間を明確に区別できるわけでなく、合間合間に時間を見つけて、それぞれの活動を行っている実情がある。
労働時間短縮となれば、自然、教育や研究時間、さらには自己研鑽時間が低下すること、医師の（アカデミアの一員であることの）モチベーション自体が下がることも自明
である。
• 日本全体で医療技術の低下、研究力の低下が懸念される
• 病院の教員数は維持されているが、医学部・研究科の教員は削減されており、ぎりぎりの状況である。臨床系教員の働き方改革により、教育（特に実習）と研究全般に多
大な支障が生じることが懸念される。
• 本学の授業時間が就業時刻間際まで設定されているため、オフィスアワー等の授業終了後に行われていた学生と教員のコミュニケーション機会が制限される。
医師が行う教育・研究を支援するスタッフ配置状況
医師が行う教育・研究を支援するスタッフ配置状況
１名以上配置病院比率
医師が行う教育・研究を支援するスタッフ配置状況
回答病院の構成比率
医学教育支援センター等の職員の配置状況
医学教育支援センター等の職員の配
置状況
97.5%
61.3%
2.5%
22.5%
2.5%
5.0%
6.3%
シミュレーションセンターのスタッフ
シミュレーションセンターのスタッフ
1.4%
75.3%
98.6%
医師が行う研究を支援するスタッフの配置 2.5%
24.7%
状況
医師が行う研究を支援するスタッフの
配置状況
97.5%
0%
0名比率
90%
配置スタッフ数
医学教育支援センター
等の職員の配置状況
シミュレーションセンター
のスタッフ
医師が行う研究を支援
するスタッフの配置状況
0名
1名-9名
17.8%
0.0%
92%
10名19名
94%
20名29名
96%
30名39名
98%
1名-9名比率
100%
1名以上 合計 1名以上
10名1名-9名
配置
回答 配置病 0名比率
19名
比率
病院数 病院数 院比率
比率
40名
以上
20名29名
比率
23.5% 18.5%8.6% 22.2%
20%
40%
60%
80%
10名-
20名-
30名-
40名
19名
29名
39名
以上
比率
比率
比率
比率
30名39名
比率
2.7%
40名
以上
比率
最小
人数
最大
人数
100%
平均
人数
中央値
2
49
18
5
4
2
78
80
97.5%
2.5%
61.3%
22.5%
6.3%
5.0%
2.5%
0
46
10.8
7
1
55
13
2
0
2
72
73
98.6%
1.4%
75.3%
17.8%
2.7%
0.0%
2.7%
0
45
7.4
6
2
20
19
15
7
18
79
81
97.5%
2.5%
24.7%
23.5%
18.5%
8.6%
22.2%
0
196
29.3
19
53