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■ 大学病院における医師の働き方に関する調査研究報告書 (21 ページ)

公開元URL https://ajmc.jp/news/2023/04/17/5048/
出典情報 全国医学部長病院長会議 記者会見(4/17)《全国医学部長病院長会議》
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C.事例紹介
1.東北大学大学院医学系研究科医学教育推進センター(詳細は、参考資料を参照)
〇東北大学大学院医学系研究科医学教育推進センター 石井誠一教授からヒアリングを実施
研究者育成プログラムにおける医学英語教育部分を e-Learning 化し、講師や受講生の負
担を減らす役に立てている。その他、オンライン授業グッドプラクティスとして事例を広く公開して
いる。
同センターでは、3年次学生に対して医学・医療英語コースをe-learning や英語を話す模擬
患者さんとの英語での医療面接を行う等の取組を行っている。座学の講義科目はオンラインで
も一定の効果が上がるが、実習に関してはオンラインに置き換えることは難しい等に加え、デジタ
ル化や大学間連携により業務工数を大幅に減らせる可能性も高い。

2.東京大学医学部附属病院クリニカルシミュレーションセンター(詳細は、参考資料を参照)
〇東京大学医学部附属病院クリニカルシミュレーションセンター長 江頭正人教授からヒアリング
を実施
東京大学医学部附属病院クリニカルシミュレーションセンターでは、AR/VR を活用した教育
を実施しており、学生がトレーニング機器を活用できるようにシミュレーションセンターを発足し、
教育だけでなくデジタル工数作成をも目指している。AR/VR は手順が明確でマニュアル化がで
きる作業に関しては、何度でも自主練習が可能であり、指導医がいなくても手軽に行え、失敗し
ても苦痛を与えず医療資源を必要としないなど、教育への貢献度は高い。
AR/VR コンテンツは、医療以外のデジタル面等の専門性が必要になるため、企業と協力し技
術的な部分は専門家に任せられるチームを組んで対応することが必要。

3.昭和大学統括研究推進センター(詳細は、参考資料を参照)
〇昭和大学統括研究推進センター長 三邉武彦センター長からヒアリングを実施
昭和大学では研究分野の活性化を図るために統括研究推進センターを設立し、研究に関する
あらゆる業務を8附属病院間でシームレスに実施できるようサポートを行い、研究を推進してい
る。具体的には各病院に臨床研究支援センター・支援室を設置し、各病院の特徴を活かした連携
体制を構築。センターには臨床研究アドバイザー・生物統計家、兼担教員を配置し、臨床医の計
画調書の作成やデザインの相談、論文の投稿先等のサポートしている。

4.琉球大学臨床研究支援センター(詳細は、参考資料を参照)
〇琉球大学臨床研究支援センター長 植田 真一郎教授からヒアリングを実施
琉球大学では臨床研究支援センターが中心となり、バーチャルトライアル(現在では RDCT
(Remote decentralized clinical trial))の重要性を説き対応している。オンライン診療や

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