■ 大学病院における医師の働き方に関する調査研究報告書 (97 ページ)
出典
公開元URL | https://ajmc.jp/news/2023/04/17/5048/ |
出典情報 | 全国医学部長病院長会議 記者会見(4/17)《全国医学部長病院長会議》 |
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ヒアリング内容(3/7)
■ 働き方改革のためにはURAによる研究サポートと教員/事務員が必須。
• 特に、臨床研究(治験以外)のデータ入力などは事務員がサポートしてくれているため、研
究を推進させるには人的リソースは非常に重要。
• 一方、研究の根幹となるアイデア出しや、研究費を獲得するための調書作成は、研究者に
しかできない。臨床研究の倫理委員会やIRBの申請書類チェックや、研究の経過報告や定
期報告、終了報告など臨床研究アドバイザーや事務が申請書の事前確認や、提出物の提
出期限についてのリマインドは効率化につながる
■ 臨床研究アドバイザーは大学院生に声かけしスカウト。
• 臨床研究アドバイザーの役割を担ってくれる医師は、臨床業務を行っていない教員でないと
時間的な余裕、気持ちの余裕もないので大学院生などに声をかけている。
• アドバイザー候補者はアドバイザーが支援をしている研究者の中からリクルートすることも
可能であるが、利他的に研究をサポートする立場になるので、研究領域に興味がある人を
積極的に採用相談できる仕組みとなっている。
昭和大学統括研究推進センター 三邉 武彦 センター長
ヒアリング内容(4/7)
■ 勉強会やコミュニティーを形成することで全学的に研究マインドを醸成。
• システマティックレビューに関する勉強会・・・自薦他薦問わず毎年10名程度の医師やコメ
ディカルを育成している。育成者が勉強会を受けることで論文作成ができるようになる事を
目指す取り組みをしている。
• 研究寺子屋・・・医師だけではなくコメディカルも対象としており、臨床研究に関する基礎知識
を身につけることが可能。現在は3病院で実施しているが、どこの病院で研修をうけても属人
的にならない内容で開催。
• 基礎研究交流会・・・基礎研究者のつながりを強固にするために臨床医に向けた勉強会
• 研究留学者交流会・・・研究留学したい学生、教員の交流の場を持ち帰国後に臨床しながら
研究ができるネットワークを推進している。留学中も大学からサポートが得られる体制もある。
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