■ 大学病院における医師の働き方に関する調査研究報告書 (40 ページ)
出典
公開元URL | https://ajmc.jp/news/2023/04/17/5048/ |
出典情報 | 全国医学部長病院長会議 記者会見(4/17)《全国医学部長病院長会議》 |
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が進んでいると感じていますか。
① 感じる
回答人数(割合)
29 (3.0%)
② やや感じる
129
(13.2%)
③ あまり感じない
359
(36.7%)
④ ほとんど感じない
461
(47.1%)
回答合計人数
978
(100.0%)
【主な自由記載】
〇 大学統括研究推進センターが中心となり、日頃から臨床医の研究のサポート体制が構築されている
ため、診療を行いながらも臨床研究が実践しやすい環境がある。効率的に研究が行えることは、時
間の節約にもなり働き方にも大きく影響しています。
〇 治験センターや、研究支援センターが充実しており、迅速に対応してくださります。
〇 臨床研究において、ドクターズクラーク、がん登録センタースタッフのヘルプでターゲット疾患の患者
の抽出、臨床データの収集に著明な時間短縮が可能となったため、労働時間短縮に彼らが多大な
貢献をしていると感じている。
〇 医局で、研究サポートスタッフの充実を図っているため、大きな改善がみられるが、国が主導してい
る働き方改革とは関連していない。なぜなら、研究サポートスタッフの給与の多くは、学外からの寄付
や、医局員の個人的な費用によって賄われているからである。国は、現場任せにするのではなく、大
学などにおける研究サポートスタッフに対する予算などをもう少し検討すべきではないだろうか。
〇 当院では学術助教という制度を作り、臨床系医師の研究をサポートする基礎系教員を病院の収益か
ら給与を出して雇用する制度を創設している。ただ、当院の研究activityが低いので、今の人数で間
に合っているが、一般的な研究activityに達するには、これでは不十分。
〇 大学の研究環境は決してよいものではない。教育、研究、臨床のどれもに関わることができている先
輩医師は非常に少ない。今回の改革で、診療に関する効率化については焦点が当てられている
が、研究に関する効率化には焦点が当てられているとは感じない。
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