精神医療についての論点
（精神科外来医療について）
○ 診療所数は増加している一方で、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築推進に向けて求められている
時間外診療や在宅医療の提供、政策医療への協力、精神科救急医療への参画等を行っている医療機関数は少なく、
また、短時間の通院精神療法の提供割合が大きい医療機関が多数を占める現状を踏まえ、通院・在宅精神療法等の
評価のあり方についてどのように考えるか。
○ 精神疾患について、未治療期間を短縮し、早期発見・早期介入を行う重要性が明らかにされている中で、精神科の診
療所について、初診待機が生じていることを踏まえ、診療早期に手厚い支援を行う外来医療機関の体制について、評
価することとしてはどうか。
（心的外傷等に対する心理支援について）

○ 犯罪被害等のトラウマ体験後にＰＴＳＤ症状を有する患者等に対して、心理面接や心理に関する専門的技法を用いた
介入が推奨されていることを踏まえ、医療機関において、トラウマ体験後のＰＴＳＤ症状を有する患者等に対して、精神
科の医師の指示のもと、公認心理師が行う心理支援について評価を設けることとしてはどうか。
（不適切な養育に係る体制について）

○ 児童思春期精神科の入院医療を実施する病棟において、虐待対策等に係る院内の協力体制等を整備した上で、多職
種による虐待対策チームが、不適切な養育等が疑われる児童に対して、適切な支援を実施した場合の評価のあり方
について、どのように考えるか。
（精神障害者に対する就労支援について）

○ 精神障害の特性から医療機関と福祉サービスとの連携を十分に確保することが求められていることを踏まえ、診療情
報提供料（Ⅰ）の情報提供先として就労選択支援事業所を追加することについてどのように考えるか。

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