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○個別事項(その18)について 総ー2 (82 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00234.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第575回 12/22)《厚生労働》
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トラウマ体験について
○ 2002年から2006年にかけて実施された世界精神保健日本調査のデータによれば、国民の約60%が、生
涯に1回以上、生死に関わる体験、暴力被害、性的被害等の、トラウマとなり得る体験を有している。
○ トラウマとなり得る体験による精神的健康への影響をみると、影響が少なく適応できるケースもある一方、
機能低下が慢性化したり長期化するケース、時間が経過してから顕在化するケース等もある。
■世界精神保健日本調査データに基づく、トラウマと

■トラウマとなり得る体験をした後の精神的健康への影響

なり得る体験を有する割合(n=1,682)

(イメージ)

割合
(%)

標準
誤差

体験なし

39.3

1.66

体験あり

60.7

1.66

戦争体験

8.7

0.9

暴力被害
(養育者、配偶者等に殴られた等)

16.5

1.15

性的被害

4.3

0.64

事故
(自動車事故、自然災害、命に関わ
るような病気等)

22.8

1.53

死に関わる出来事
(大切な人の不慮の死、他人の死や
受傷の目撃等)

23.7

1.43

その他

13.7

1.26

トラウマとなり得る体験

出典:Norito Kawakami, et al. Trauma and posttraumatic stress disorder in
Japan: results from the World Mental Health Japan Survey. J Psychiatr
Res. 2014 Jun:53:157-65.

※PTE:potentially traumatic life event
トラウマとなり得る人生体験

出典:George A Bonnano, Erica D Diminich. Annual Research Review: Positive
adjustment to adversity--trajectories of minimal-impact resilience and
emergent resilience. J Child Psychol Psychiatry. 2013 Apr;54(4):378-401

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