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○個別事項(その18)について 総ー2 (85 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00234.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第575回 12/22)《厚生労働》
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PTSDに対する治療について
○ PTSDと診断された患者に対する治療方法として、トラウマに焦点を当てた認知行動療法や、持続エクス
ポージャー療法が強く推奨されている。
○ 診療報酬上、認知療法・認知行動療法の対象患者にPTSDの患者が含まれている。

■推奨される治療方法
国際トラウマティックストレス学会
“Posttraumatic Stress Disorder Prevention and
Treatment Guidelines Methodology and
Recommendations (International Society for
Traumatic Stress Studies)”より

強い推奨―成人のPTSDの治療には、認知処理療法、認
知療法、EMDR、トラウマに焦点を当てた個人認知行動
療法、及び持続エクスポージャー療法が推奨される。
標準的推奨―成人のPTSDの治療には、トラウマに焦点
を当てない認知行動療法、トラウマに焦点を当てた集
団認知行動療法、トラウマに焦点を当てたインター
ネットベースのガイド付き認知駆動療法、ナラティ
ブ・エクスポージャー・セラピー、現在中心療法が推
奨される。

I003-2 認知療法・認知行動療法(1日につき、16回まで)
1 医師による場合 480点
2 医師及び看護師が共同して行う場合 350点
[算定要件]
(1) 認知療法・認知行動療法とは、入院中の患者以外のうつ病等の気分障
害、強迫性障害、社交不安障害、パニック障害、心的外傷後ストレス障害
又は神経性過食症の患者に対して、認知の偏りを修正し、問題解決を手
助けすることによって治療することを目的とした精神療法をいう。
(2) 認知療法・認知行動療法は、一連の治療計画を策定し、患者に対して詳
細な説明を行った上で、当該療法に関する研修を受講するなど当該療法
に習熟した医師によって30 分を超えて治療が行われた場合(「2」におい
て、看護師により30 分を超える面接が行われ、その後当該療法に習熟し
た医師により5分以上の面接が行われた場合を含む。)に算定する。
(3) 一連の治療につき16 回に限り算定する。
(中略)
(9) 心的外傷後ストレス障害に対する認知療法・認知行動療法の実施に当
たっては、厚生労働科学研究班作成の「PTSD(心的外傷後ストレス障
害)の認知行動療法マニュアル〔持続エクスポージャー療法/PE療法〕
(平成27 年度厚生労働省障害者対策総合研究事業「認知行動療法等の
精神療法の科学的エビデンスに基づいた標準治療の開発と普及に関す
る研究」)に従って行った場合に限り、算定できる。

出典:Posttraumatic Stress Disorder Prevention and Treatment Guidelines Methodology
and Recommendations (International Society for Traumatic Stress Studies)

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