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○個別事項(その18)について 総ー2 (94 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00234.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第575回 12/22)《厚生労働》
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児童・思春期精神科病棟※1において、虐待対策チームを設置している医療機関の一例
○ 児童・思春期の疾患に対応する精神科病棟において、虐待対策チームを設置し、不適切な養育を受けて
いる患者に介入している医療機関がある。

虐待対策チームについて
○ 医師、看護師、精神保健福祉士、公認心理士、事務職員で構成される
○ 虐待等が疑われる患者、児童相談所やこども家庭センター等から虐待の情報が共有されている患者を
個別に把握する。
○ 定期的に会議を開催し、把握しているケースの情報共有とリスク判定を行う。
○ 入院中に明らかとなった虐待に係る情報を把握した際は、随時臨時会議を招集し、必要に応じて児童相
談所等への虐待通告を行う。

精神疾患により入院し、入院後に不適切な養育を受けていることが明らかとなった症例
【症例】 中学生女子
【入院時の診断】 摂食障害
【入院後経過】
○ 「吐くのが怖い」と食事を摂らなくなり、4か月で13kgの体重減少。外来治療で改善なく、入院となった。
一度改善し、自宅へ退院するも、数ヶ月の間に再度摂食量減少し、再入院となった。
○ 再入院3か月目、両親から身体的虐待、暴言を受けていることを告白。
【対応】
○ 院内に設置している虐待対策チームによる検討会を開催した。慎重な検討を行った上で、外部機関へ
の情報提供等行った。
※1 児童・思春期精神科入院医療管理料を届け出ている病棟

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