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○個別事項(その18)について 総ー2 (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00234.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第575回 12/22)《厚生労働》
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在宅医療の提供による効果
○ 多職種チームによる包括的な訪問支援プログラムを実施した患者43名について、フォローアップ調査を
行ったところ、導入前と比べて、導入後の平均入院期間が有意に短縮していた。
○ プログラム導入前に5回以上の入院歴がある患者について、プログラム導入前と比べて、導入後の1年
間の平均入院回数が減少傾向にあった。
【支援体制】
原則としてスタッフ1-2名の訪問で支援を行い、リカバリープ
ランを作成し、生活・療養支援を実施。また、クライシスプランを
作成し、危機介入、再入院の予防に努め、必要な際には病院と
連携しつつ継続的な支援を行う。
スタッフ:精神保健指定医、看護師、作業療法士、公認心理師
【支援対象者】※令和4年4月1日から令和5年3月31日まで
利用患者数:43名(男性27名、女性16名)
平均年齢:49.4(28-76)歳
導入前入院歴:
なし:3名、1-4回:23名、5-9回:12名、10回以上:5名
導入前5年間の平均入院回数(1年当たり):0.42回
導入前5年間の平均入院期間(1年当たり):13.8週

【支援内容】
○ 精神科治療を継続するため、診療や処方、自宅への薬の持参などの支援
○ 病気に関すること、服薬に関することなど、病気を自己管理するための支援
○ 危機状況時の介入や一時的な入院の間の支援
○ カウンセリング
○ 身体的健康に関する支援
○ 住居を探したり、家主との調整を図るなどの住居に関する支援
○ 買い物、料理、交通機関の利用、近隣関係など日常生活に関する支援
○ 就労について、利用者の希望を実現するための支援
○ 年金や生活保護の利用や金銭管理のアドバイスなどの経済的サービスに関する支援
○ 公共施設などの社会資源の利用やグループ活動への参加など、利用者を取り巻く周囲
の社会ネットワークのかかわりの回復と維持のための支援
○ 利用者と家族のための支援
○ リカバリープラン、クライシスプランの作成と実践

1年当たりの平均入院回数

1年当たりの平均入院期間
* p<0.05

回/年

0.8
0.6
0.4
0.2
0

0.6
0.42

0.3

週/年

15
0.33

* *

p<0.001

13.8

10

3.2

5
0
全患者

導入前

導入前5年間で

導入後

全患者

5回以上の入院
歴があった患者

出典:包括的地域生活支援プログラムを提供している医療機関に対するヒアリング結果

導入前

導入後

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