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資料3 指定難病に係る新規の疾病追加について情報提供のあった疾病(個票)(第55回指定難病検討委員会において検討する疾病) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37546.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第54回 2/6)社会保障審議会 小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病検討委員会(第2回 2/6)(合同開催)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite、Probable を対象とする。
1.

臨床的特徴(症状、臨床経過)
(1) 胆道再建の既往がない。
(2) 症状:胆汁うっ滞による症状(発熱、腹痛、黄疸、ほか)
(3) 血液検査異常

2.



炎症反応の上昇:白血球数、CRP



肝胆道系酵素の上昇:ALP、γ-GTP、ALT、AST



直接ビリルビン優位の高ビリルビン血症

画像診断
(1) 1次検査法:スクリーニング検査、病変を拾い上げるための検査法。腹部超音波検査、MRI/MRCP、
CT。
(2) 2次検査法:治療の必要性、癌合併の有無、肝内結石の部位診断。超音波ドプラ法、造影 MRI、DICCT など。
(3) 3次検査法:治療を前提とした侵襲的な検査法。ERC、PTC、IDUS など。
確診所見:肝内胆管内の結石像の証明
参考にすべき所見:肝内胆管の拡張と狭窄、肝区域の萎縮、肝区域内の血流低下・低灌流域、肝内石灰
化像
鑑別すべき注意点:肝内胆管内の陰影欠損、胆管狭窄の診断に際しては、胆道気腫や腫瘍との鑑別が必
要である
以上の結果をふまえ、
Definite:各種画像診断いずれかで確診所見を証明できる
Probable:各所画像診断で確診所見はないが、肝内結石が疑わしい症例

3.

病型分類
(1)肝内胆管・肝外胆管による分類
肝内型、肝内外型、肝内肝外型、肝外肝内型、
(2)結石の存在する肝葉・区域による分類
左型、右型、両葉型、尾状葉型
(3)胆嚢結石、胆管狭窄、胆管拡張、肝萎縮についての付記

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