【資料1】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書2022(たたき台) (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29073.html |
出典情報 | 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第10回 11/21)《厚生労働省》 |
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生虫に大別される)に対する抗微生物活性を持ち、感染症の治療、予防に使用されている薬剤の総
称である。ヒトで用いられる抗微生物薬は抗菌薬(細菌に対する抗微生物活性を持つもの)、抗真
菌薬、抗ウイルス薬、抗寄生虫薬を含む。
抗菌薬(antibacterial agents):抗微生物薬の中で細菌に対して作用する薬剤の総称として用いら
れる。
抗生物質(antibiotics):微生物、その他の生活細胞の機能阻止又は抑制する作用(抗菌作用と言わ
れる)を持つ物質であり、厳密には微生物が産出する化学物質を指す。
抗生剤:抗生物質の抗菌作用を利用した薬剤を指す通称である。
(抗微生物薬適正使用の手引き(第一版)参照)
原末換算量(動物用医薬品)、実効力価換算量(抗菌性飼料添加物)、有効成分換算(農薬)、
力価換算した重量ベースの抗菌薬消費量(ヒト):いずれも有効成分重量を指している。動物用医薬
品は製造販売業者より販売データを収集しており、原末換算量は販売数量から算出した薬剤の有効
成分重量である。その際、製造販売業者は販売した抗菌剤が使用される畜種の割合も推定して提出
しており、推定販売量はその畜種別割合に基づき、畜種別の販売量を算出したものである。抗菌性
飼料添加物における実効力価換算量、農薬における有効成分換算およびヒトにおける力価換算した
重量ベースの抗菌薬消費量も、原末換算量と同様に、有効成分重量を指している。
抗菌薬使用の指標:
・AUD:AUD は主に医療機関の使用状況を把握する単位であり、一定期間における抗菌薬の力
価総量を WHO で定義された DDD で除した値を在院患者延数で補正した値であり、単位は
DDDs/100 bed-days や DDDs/1000 patient-days 等で示される。
・DOT:DOT は主に医療機関の使用状況を把握する単位であり、一定期間における抗菌薬の治
療日数の合計(DOTs)を在院患者延数で補正した値であり、単位は DOTs/100 bed-days
や DOTs/1000 patient-days 等で示される。
・DID(DDDs/1,000 inhabitants/day):DID は主に地域や国における使用状況を把握する単
位である。DID は、一定期間における力価総量を DDD で除し、分母を 1 日あたりの地域住
民数(inhabitants)で補正した値として示される。
・DOTID(DOTs/1,000 inhabitants/day):DOTID は保険請求情報を用いて地域や国におけ
る使用状況を把握する単位である。一定期間における抗菌薬の治療日数の合計(DOTs)を
分子に、分母を 1 日あたりの地域住民数で補正した値として示される。
・PID(Number of patients/1,000 inhabitants/day):PID は保険請求情報を用いて地域や
国における使用状況を把握する単位である。一定期間における抗菌薬の使用人数の合計を
分子に、分母を 1 日あたりの地域住民数で補正した値として示される。
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