【資料1】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書2022(たたき台) (57 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29073.html |
出典情報 | 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第10回 11/21)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
健康家畜由来の食品媒介性病原細菌及び指標菌については、と畜場及び食鳥処理場において採取し
た糞便を用いて調査した。なお、JVARM の開始当初は家畜保健衛生所が農場において採取した対象
家畜の糞便を検体とした調査を実施していたが、2012 年度より集約的なサンプリングが可能でより
食品に近いことから、と畜場及び食鳥処理場における調査が並行して開始された。両調査での成績に
大きな違いがないことが確認された 2016 年度から健康家畜由来細菌については、と畜場及び食鳥処
理場モニタリングに移行した。
ⅰ. Escherichia coli
2012 年から 2017 年に 12 薬剤、2018 年以降は更に MEPM を加えた 13 薬剤を対象に調査を行っ
た。2020 年は、豚及び鶏由来株の SM 及び TC、豚由来株の ABPC 及び鶏由来のナリジクス酸
(NA)で 40%を超える耐性が認められた。ヒトの医療で重要な CTX、CPFX 及び CL に対する耐性
率は、それぞれ 5%未満、15%未満及び 5%未満であり、MEPM に対する耐性率は 0.0%であった。
57