【資料1】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書2022(たたき台) (123 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29073.html |
出典情報 | 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第10回 11/21)《厚生労働省》 |
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上記の届出対象疾患を診断した医師(定点把握疾患については指定届出機関の管理者)は、所定の届出様
式を用いて保健所に届け出る。それぞれの届出基準は、以下の表 101 に示す検査所見を満たす菌を検出し、
この分離菌が感染症の起因菌と判定されるか、通常無菌的であるべき検体からの検出である場合となってお
り、保菌者は届出対象ではない。
表 101 届出基準
報告対象
届出の基準(要約)
VRE
腸球菌が分離同定され、バンコマイシンのMIC値が16µg/ml以上
VRSA
黄色ブドウ球菌が分離同定され、バンコマイシンのMIC値が16µg/ml以上
腸内細菌科細菌が分離同定され、ア、イのいずれかを満たす
ア
メロペネムのMIC値が2µg/ml以上であること、
又はメロペネムの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が22㎜以下であること
CRE
イ
次のいずれにも該当することの確認
(ア)イミペネムのMIC値が2µg/ml以上であること、
又はイミペネムの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が22㎜以下であること
(イ)セフメタゾールのMIC値が64µg/ml以上であること、
又はセフメタゾールの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が12㎜以下であること
アシネトバクター属菌が分離同定され、以下の3つの条件を全て満たした場合
MDRA
ア
イミペネムのMIC値が16µg/ml以上又は、イミペネムの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が13㎜以下
イ
アミカシンのMIC値が32µg/ml以上又は、アミカシンの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が14㎜以下
ウ
シプロフロキサシンのMIC値が4µg/ml以上
又は、シプロフロキサシンの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が15㎜以下
PRSP
MRSA
肺炎球菌が分離同定され、ペニシリンのMIC値が0.125µg/ml以上
又は、オキサシリンの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が19㎜以下
黄色ブドウ球菌が分離同定され、オキサシリンのMIC値が4µg/ml以上
又は、オキサシリンの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が10㎜以下
緑膿菌が分離同定され、以下の3つの条件を全て満たした場合
MDRP
ア
イミペネムのMIC値が16µg/ml以上又は、イミペネムの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が13㎜以下
イ
アミカシンのMIC値が32µg/ml以上又は、アミカシンの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が14㎜以下
ウ
シプロフロキサシンのMIC値が4µg/ml以上
又は、シプロフロキサシンの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が15㎜以下
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