【資料1】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書2022(たたき台) (42 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29073.html |
出典情報 | 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第10回 11/21)《厚生労働省》 |
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データ元:国立感染症研究所
2015~2021 年に分離された Salmonella Typhi(チフス菌)(3~46 株)の薬剤感受性試験の結
果、CPFX 非感受性株の割合は 55.0~100.0%であり、CPFX 高度耐性(MIC≧4)株の割合は 5.925.0%であった。またこの期間において、アンピシリン(ABPC)、クロラムフェニコール(CP)、
スルファメトキサゾール・トリメトプリム(ST)合剤に耐性を示す多剤耐性チフス菌が 15 株、CTX
耐性チフス菌が 5 株分離された。
一方、2015~2021 年に分離された Salmonella Paratyphi A(パラチフス A 菌)(0-30 株)の薬剤
感受性試験の結果、CPFX 非感受性株の割合は 76.9-100%であり、CPFX 高度耐性(MIC≧4)1 株が
分離された。パラチフス A 菌ではセフォタキシム耐性株は分離されなかった。
2015~2020 年に分離された Shigella spp.(赤痢菌)(2~156 株)の薬剤感受性試験の結果、ST
合剤への耐性率は 50.0-91.90%、CPFX 非感受性率は 0.0-45.7%、セフォタキシムへの耐性率は 0.027.0%であった。
表 31 Salmonella Typhi の耐性率(%)
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
(32株)
(46株)
(31株)
(34株)
(28株)
(20株)
(3株)
ABPC
5.7
2.2
12.9
2.9
10.7
20.0
0.0
CP
5.7
2.2
12.9
5.9
10.7
25.0
0.0
ST
5.7
2.2
12.9
5.9
10.7
25.0
0.0
NA
68.8
63.0
83.9
61.7
57.1
55.0
66.7
68.8(12.5*)
63.0(23.9*)
83.9(16.1*)
61.7(5.9*)
60.7(10.7*)
65.0(25.0*)
100.0(0.0*)
0.0
0.0
0.0
2.9
3.6
15.0
0.0
CPFX
CTX
*フルオロキノロン高度耐性。
表 32 Salmonella Paratyphi A の耐性率(%)
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
(30株)
(20株)
(13株)
(21株)
(16株)
(5株)
(0株)
ABPC
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
-
CP
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
-
ST
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
-
NA
80.0
80.0
76.9
100
87.5
100
-
CPFX
83.3
83.3
76.9
100
87.5
100
-
CTX
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
-
表 33 Shigella spp.の耐性率(%)
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
(2株)
(105株)
(73株)
(91株)
(156株)
(91株)
(74株)
ABPC
21.9
42.5
31.9
19.2
14.3
41.9
50.0
CP
11.4
24.7
26.4
9.0
6.6
4.1
50.0
ST
81.0
80.8
73.6
76.9
76.9
91.9
50.0
NA
63.8
52.1
52.8
45.5
33.0
83.8
50.0
CPFX
45.7
35.6
35.2
21.2
14.3
35.1
0.0
CTX
5.7
16.4
13.2
5.1
3.3
27.0
0.0
42