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【資料1】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書2022(たたき台) (97 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29073.html
出典情報 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第10回 11/21)《厚生労働省》
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また、動物用抗菌剤においては製造販売業者がどの動物種に販売されたかを販売先から推定してお
り、それに基づいて動物種別販売量を集計している。原末換算量としては豚が最も多く、次いで海水
魚であった。2019 年より、豚での販売量は減少している一方、その他の肉用牛、乳用牛では増加し
ていた。それらの変動の要因は明らかではないが、肉用牛、乳用牛での増加は肺炎等の疾患の増加が
みられたことが、豚での減少は慎重使用の普及啓発が進んだことや豚熱の発生などが影響した可能性
も考えられた。
動物種別の使用量の比較を行うためには、その動物の頭(羽)数及び1頭(羽)当たりの体重を考
慮する必要がある。そのため、動物の体重や数からバイオマス重量(動物総重量)を算出し、バイオ
マス重量当たりの使用量として表し比較する方法がある。近年 OIE が動物用抗菌剤の使用量データの
収集にあたってバイオマス重量の算出法を提示した 14 が、動物種ごとの標準体重が地域ごとに算出さ
れており、その数値が現時点では公表されておらず、また年によって変わる可能性もあり、日本のデ
ータのみで評価することができない。しかし 2022 年に収集されるデータからは OIE が算出したその
国のバイオマス重量を各国に示すこととなっており、世界の他の地域との比較が同一の手法に基づい
た形で可能になる予定である。
表 80 動物用抗菌剤の動物種別推定原末換算量(t)
2013年

2014年

2015年

2016年

2017年

2018年

2019年

2020年

肉用牛

23.02

20.35

23.77

25.00

25.92

33.17

33.40

58.33

乳用牛

31.73

30.45

32.48

35.10

34.55

41.01

36.79

48.71



2.18

2.01

2.10

2.31

2.17

3.90

3.49

3.84



502.64

490.42

503.13

513.86

541.61

471.36

450.24

421.27

肉用鶏

65.90

70.14

62.36

63.81

61.74

62.79

69.81

77.53

採卵鶏

23.29

23.67

19.36

19.78

15.32

15.86

17.56

17.13

海水魚

112.36

93.41

123.02

143.03

159.07

164.00

217.66

204.15

淡水魚

6.84

5.61

7.28

10.10

9.07

2.91

2.74

2.27

鑑賞魚

0.72

1.07

1.60

1.95

1.74

1.63

1.64

1.56

犬/猫

8.49

8.10

7.78

6.67

6.90

8.56

8.03

8.11

その他
合計

2.54

3.22

0.09

0.10

0.00

0.00

0.00

0.00

779.70

748.44

782.96

821.70

858.09

805.19

841.37

842.92

97