【参考資料3】新型インフルエンザ等対策政府行動計画(令和6年7月2日) (31 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41225.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第87回 7/17)《厚生労働省》 |
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実施に関する基本的な考え方等
携の円滑化等を図るための DX の推進のほか、人材育成、国と地方公共団
体との連携、研究開発への支援、国際的な連携等の複数の対策項目に共通
する横断的な視点を念頭に取組を進める。
(2)感染拡大防止と社会経済活動のバランスを踏まえた対策の切替え
対策に当たっては、バランスを踏まえた対策と適切な情報提供・共有により
国民生活及び社会経済活動への影響を軽減させるとともに、身体的、精神的及
び社会的に健康であることを確保することが重要である。このため、以下の(ア)
から(オ)までの取組により、感染拡大防止と社会経済活動のバランスを踏ま
えた対策の切替えを円滑に行い、国民の生命及び健康の保護と国民生活及び社
会経済活動に及ぼす影響が最小となるよう対策を講ずる。
(ア) 可能な限り科学的根拠に基づいた対策の切替え
対策の切替えに当たっては、感染症の特徴、病原体の性状、感染症の発
生状況等も含めたリスク評価を考慮する。可能な限り科学的な根拠に基づ
き対応するため、平時からこうしたデータの収集の仕組みや適時適切なリ
スク評価の仕組みを構築する。
(イ) 医療提供体制と国民生活及び社会経済への影響を踏まえた感染拡大
防止措置
有事には予防計画及び医療計画に基づき医療提供体制の速やかな拡充
を図りつつ、医療提供体制で対応できるレベルに感染拡大のスピードやピ
ークを抑制することが重要である。リスク評価に基づき、このレベルを超
える可能性がある場合等には、適時適切に感染拡大防止措置等を講ずる。
その際、影響を受ける国民や事業者を含め、国民生活や社会経済等に与え
る影響にも十分留意する。
(ウ) 状況の変化に基づく柔軟かつ機動的な対策の切替え
科学的知見の集積による病原体の性状の把握、検査体制や医療提供体制
の整備、ワクチンや治療薬の普及等の状況の変化や社会経済等の状況に合
わせて、適切なタイミングで、柔軟かつ機動的に対策を切り替えることを
基本として対応する。あわせて、対策の切替えの判断の指標や考慮要素に
ついて可能な範囲で具体的に事前に定める。
(エ) 対策項目ごとの時期区分
柔軟な対応が可能となるよう、対策の切替え時期については、リスク評
価等に応じて、個別の対策項目ごとに具体的な対策内容を記載し、必要に
応じて個々の対策の切替えのタイミングの目安等を示す。
(オ) 国民等の理解や協力を得るための情報提供・共有
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