【参考資料3】新型インフルエンザ等対策政府行動計画(令和6年7月2日) (39 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41225.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第87回 7/17)《厚生労働省》 |
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対策を講じていくことが重要である。
そのため、新型インフルエンザ等の発生前から、関係機関間において緊密
な連携を維持しつつ、人材の確保・育成や実践的な訓練等を通じて対応能力
を高めておく必要がある。新型インフルエンザ等の発生時に、平時における
準備を基に、迅速な情報収集・分析とリスク評価を行い、的確な政策判断と
その実行につなげていくことで、感染拡大を可能な限り抑制し、国民の生命
及び健康を保護し、国民生活及び国民経済に及ぼす影響が最小となるように
する。
②
情報収集・分析
感染拡大防止を目的としつつ、状況に応じて国民生活及び国民経済との両
立を見据えた政策上の意思決定に資するよう、体系的かつ包括的に情報収
集・分析及びリスク評価を行うことが重要である。
そのため、新型インフルエンザ等の発生前から、効率的な情報の収集・分
析や提供の体制を整備するとともに、定期的な情報収集・分析や有事に備え
た情報の整理・把握手段の確保を行う。新型インフルエンザ等の発生時には、
感染症や医療の状況等の情報収集・分析及びリスク評価を実施するとともに、
国民生活及び国民経済に関する情報等を収集し、リスク評価を踏まえた判断
に際し考慮することで、感染症対策と社会経済活動の両立を見据えた対策の
判断につなげられるようにする。
③
サーベイランス
感染症危機管理上の判断に資するよう、新型インフルエンザ等の早期探知、
発生動向の把握及びリスク評価を迅速かつ適切に行うことが重要である。
そのため、新型インフルエンザ等の発生前からサーベイランス体制の構築
やシステムの整備を行うとともに、感染症の発生動向の把握等の平時のサー
ベイランスを実施する。新型インフルエンザ等の発生時には、有事の感染症
サーベイランスの実施及びリスク評価を実施し、感染症対策の強化又は緩和
の判断につなげられるようにする。
④
情報提供・共有、リスクコミュニケーション
さくそう
感染症危機においては、様々な情報が 錯綜 しやすく、不安とともに、偏
見・差別等が発生したり、偽・誤情報が流布したりするおそれがある。こう
した中で、表現の自由に十分配慮しつつ、各種対策を効果的に行う必要があ
り、その時点で把握している科学的根拠等に基づいた正確な情報を迅速に提
供するとともに、可能な限り双方向のコミュニケーションを行い、国民等、
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