06 参考資料1ー1_新型インフルエンザ等対策政府行動計画(令和6年7月2日) (155 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43169.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会(第35回 9/2)《厚生労働省》 |
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第2節 初動期
(1)目的
新型インフルエンザ等の発生時に、流行状況の早期収束を目的として、準備
期に構築した体制を活用して、速やかに有効な治療薬の開発、承認、確保及び
供給を行うとともに、治療法の確立と、全国的な普及を目指した対応を行う。
国及び JIHS は、AMED と連携し、準備期での整理に基づき、有事の体制へ早
期に移行する。国は、発生した新型インフルエンザ等について、速やかに重点
感染症への指定を行い、感染症危機対応医薬品等の開発を進める国際的な動向
を注視しながら、治療薬・治療法の研究開発を推進するとともに、治療薬の迅
速な承認から生産、配分、流通管理等に至るまで、一連の取組を進める。
(2)所要の対応
2-1. 国内外の研究開発動向等の情報収集・分析及び共有
国及び JIHS は、AMED を含む国内外の関係機関と連携し、発生した新型イ
ンフルエンザ等に関する治療薬・治療法の国内外の研究開発動向や臨床情報
等に関する情報を随時収集し、その分析を行う。また、その知見を政府内や
都道府県、医療機関等の関係機関で共有する等、双方向的な情報共有を行う。
(厚生労働省、健康・医療戦略推進事務局、外務省、文部科学省)
2-2. 研究開発方針等の検討
国は、JIHS や AMED 等と連携し、発生した新型インフルエンザ等の治療薬・
治療法の研究開発方針や治療薬の確保方針について随時検討を行う。(厚生
労働省、健康・医療戦略推進事務局)
2-3. 迅速な研究開発の実施
2-3-1. 病原体やゲノム情報の早期入手
国及び JIHS は、治療薬・治療法の開発を推進するため、国内外の機関と
連携し、病原体及びゲノム配列データ等の情報を早期に入手し、研究開発を
行う製薬関係企業や研究機関等の関係機関に対し分与・提供する。(厚生労
働省、外務省、文部科学省)
2-3-2. 基礎研究及び橋渡し研究の推進
国及び JIHS は、AMED と連携し、新たな治療薬・治療法の研究開発のため、
国内外の関係機関と連携し、準備期において構築した重点感染症に対する研
究開発基盤等を活用し、早期の臨床応用を目指し、基礎研究及び橋渡し研究
を迅速に実施する。
(厚生労働省、健康・医療戦略推進事務局、文部科学省)
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