06 参考資料1ー1_新型インフルエンザ等対策政府行動計画(令和6年7月2日) (75 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43169.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会(第35回 9/2)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
第2節 初動期
(1)目的
初動期には、新たな感染症の特徴や病原体の性状(病原性、感染性、薬剤感
受性等)に関する情報の収集・分析及びリスク評価を迅速に行う必要がある。
感染症インテリジェンス体制を強化し、早期に探知された新たな感染症に関
する情報の確認や初期段階でのリスク評価を速やかに行い、感染症危機管理上
の意思決定等に資する情報収集・分析を行う。
(2)所要の対応
2-1. 実施体制
国は、JIHS と連携し、新型インフルエンザ等が発生した場合は、速やかに
感染症インテリジェンス体制を強化し、当該感染症に関する情報収集・分析
及びリスク評価の体制を確立する。(厚生労働省、外務省、文部科学省)
2-2.リスク評価
2-2-1. 情報収集・分析に基づくリスク評価
① 国及び JIHS は、新たな感染症の特徴や病原体の性状(病原性、感染性、
薬剤感受性等)、国内での発生状況、臨床像に関する情報、公衆衛生・医
療等への影響について分析し、包括的なリスク評価を行う。リスク評価に
当たっては、都道府県等や国際機関、研究機関、在外公館、検疫所等から
の情報、学術論文等の情報、現地での派遣調査による情報、医療提供体制
や人流等の感染症のリスクに関する情報等のほか、感染動向に関する様々
なシミュレーションの結果等の情報収集・分析に基づき、リスク評価を実
施する。(厚生労働省)
② 国及び都道府県等は、リスク評価等を踏まえ、医療提供体制、検査体制、
保健所等の各体制について、速やかに有事の体制に移行することを判断す
るとともに、必要な準備を行う。(厚生労働省)
③ 国及び JIHS は、国民生活及び国民経済に関する情報や社会的影響等に
ついても情報収集を行い、感染症危機が国民生活及び国民経済等に及ぼす
影響を早期に分析することを目指す。(統括庁、関係省庁)
2-2-2. リスク評価体制の強化
① 国及び JIHS は、都道府県等と連携し、必要な情報を効率的かつ効果的
に収集・分析を行うため、感染症インテリジェンス体制を強化し、継続的
にリスク評価を実施する。(厚生労働省)
②
また、有事の際に、感染症インテリジェンスに資する情報を効率的に集
- 74 -