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切れ目のないポリファーマシー対策を提供するための薬物療法情報提供書作成ガイド (9 ページ)
出典
公開元URL | https://www.ncgg.go.jp/hospital/kenshu/news/20250331.html |
出典情報 | 切れ目のないポリファーマシー対策を提供するための薬物療法情報提供書作成ガイド(3/31)《国立長寿医療研究センター》 |
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【各項目の概要】
薬物療法情報提供書の作成に関しては、「おくすり問診票」を活用していただきたい。
「おくすり問診票」https://www.ncgg.go.jp/hospital/navi/documents/monshin.pdf
①
患者の基本情報
患者の基本情報は治療計画の基礎となるため、正確に記載することが求められる。これらのデー
タは常に最新のものを反映し、患者の状態を的確に把握できるようにする必要がある。
2
老年症候群
老年症候群は、薬物療法の選択に影響を与えるため、正確に把握する必要がある。評価に関して
は、「おくすり問診票」を活用し、医師や看護師、リハビリ専門職などからの評価を適宜反映し、
薬剤が起因しているかどうかの評価を行う。
③
認知症診断
患者の認知症の診断のあるなしを記載する。認知症が見られる場合、服薬管理に対する支援の必要
性があり、家族や介護者の関与についての確認が重要である。
④
日常生活活動(ADL)
患者がどの程度日常生活を自立して送れているかを記載する。自立、一部介助、全介助のいずれか
を明確にし、生活能力に応じた服薬支援を検討する。
⑤
要介護認定
患者の要支援・要介護の度合いを反映し、それに基づいた服薬支援の必要性を評価する。介護者や
支援者の関与が重要な場合、備考欄への明記が重要となる。
⑥
退院後の生活環境
退院後の生活環境(施設、自宅、家族同居など)を記載し、環境に合わせた服薬管理を提案する。
施設での療養の場合、医療・介護スタッフによる管理体制を考慮し、自宅療養の場合は家族のサポ
ートが必要かどうかを明確にする。
⑦ 栄養(体重減少、栄養補給経路)
体重減少の有無、摂食方法(経口、経腸栄養、静脈栄養)などの栄養情報を正確に記載する。これ
により、栄養状態に応じた薬物療法の調整が可能となる。
⑧
退院後の服薬管理
服薬管理者が誰であるかを明確にし、調剤方法・管理方法についても示す。服薬アドヒアランスの
問題がある場合、その原因や対策を記載する。
⑨
処方調整内容の要点(変更点・要介入)
入院中に中止または開始した薬物を明確に記載し、退院後に再開すべき薬や中止を検討する薬につ
いて提案する。処方の経過を記録し、次の担当者がスムーズに対応できるようにする。
⑩
療養環境移行時の注意点
退院後に引き続き対応が必要な問題点や、未解決の課題を記載することで、次の担当者が適切なケ
アを提供できるようにする。特に服薬管理に関する引き継ぎは、治療の一貫性を保つために重要で
ある。
- 4 -
『薬物療法情『
報薬
提物
供療
書法
』情
作報
成提
時供
の書
留』
意作
事成
項時の留意事項
②
2
薬物療法情報提供書の作成に関しては、「おくすり問診票」を活用していただきたい。
「おくすり問診票」https://www.ncgg.go.jp/hospital/navi/documents/monshin.pdf
①
患者の基本情報
患者の基本情報は治療計画の基礎となるため、正確に記載することが求められる。これらのデー
タは常に最新のものを反映し、患者の状態を的確に把握できるようにする必要がある。
2
老年症候群
老年症候群は、薬物療法の選択に影響を与えるため、正確に把握する必要がある。評価に関して
は、「おくすり問診票」を活用し、医師や看護師、リハビリ専門職などからの評価を適宜反映し、
薬剤が起因しているかどうかの評価を行う。
③
認知症診断
患者の認知症の診断のあるなしを記載する。認知症が見られる場合、服薬管理に対する支援の必要
性があり、家族や介護者の関与についての確認が重要である。
④
日常生活活動(ADL)
患者がどの程度日常生活を自立して送れているかを記載する。自立、一部介助、全介助のいずれか
を明確にし、生活能力に応じた服薬支援を検討する。
⑤
要介護認定
患者の要支援・要介護の度合いを反映し、それに基づいた服薬支援の必要性を評価する。介護者や
支援者の関与が重要な場合、備考欄への明記が重要となる。
⑥
退院後の生活環境
退院後の生活環境(施設、自宅、家族同居など)を記載し、環境に合わせた服薬管理を提案する。
施設での療養の場合、医療・介護スタッフによる管理体制を考慮し、自宅療養の場合は家族のサポ
ートが必要かどうかを明確にする。
⑦ 栄養(体重減少、栄養補給経路)
体重減少の有無、摂食方法(経口、経腸栄養、静脈栄養)などの栄養情報を正確に記載する。これ
により、栄養状態に応じた薬物療法の調整が可能となる。
⑧
退院後の服薬管理
服薬管理者が誰であるかを明確にし、調剤方法・管理方法についても示す。服薬アドヒアランスの
問題がある場合、その原因や対策を記載する。
⑨
処方調整内容の要点(変更点・要介入)
入院中に中止または開始した薬物を明確に記載し、退院後に再開すべき薬や中止を検討する薬につ
いて提案する。処方の経過を記録し、次の担当者がスムーズに対応できるようにする。
⑩
療養環境移行時の注意点
退院後に引き続き対応が必要な問題点や、未解決の課題を記載することで、次の担当者が適切なケ
アを提供できるようにする。特に服薬管理に関する引き継ぎは、治療の一貫性を保つために重要で
ある。
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『薬物療法情『
報薬
提物
供療
書法
』情
作報
成提
時供
の書
留』
意作
事成
項時の留意事項
②
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