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参考資料2 障害者差別解消法福祉事業者向けガイドライン(令和6年3月厚生労働大臣決定) (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40742.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第141回 7/4)《厚生労働省》
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視覚障害(視力障害・視野障害)
〔主な特性〕
・先天性で受障される方のほか、最近は糖尿病性網膜症などで受障される人も多
く、高齢者では、緑内障や黄斑部変性症が多い
・視力障害:視覚的な情報を全く得られない又はほとんど得られない人と、文字の
拡大や視覚補助具等を使用し保有する視力を活用できる人に大きく分けられる
(全盲、弱視といわれることもある)
*

視力をほとんど活用できない人の場合、音声、触覚、嗅覚など、視覚以外の情
報を手がかりに周囲の状況を把握している

*

文字の読みとりは、点字に加えて最近では画面上の文字情報を読み上げるソフ
トを用いてパソコンで行うこともある(点字の読み書きができる人ばかりでは
ない)

*

視力をある程度活用できる人の場合は、補助具を使用したり文字を拡大したり
近づいて見るなどの様々な工夫をして情報を得ている

・視野障害:目を動かさないで見ることのできる範囲が狭くなる
さく

「求心性視野狭窄」見える部分が中心だけになって段々と周囲が見えなくなる
遠くは見えるが足元が見えず、つまずきやすくなる
「中心暗転」周囲はぼんやり見えるが真ん中が見えない
文字等、見ようとする部分が見えなくなる
・視力障害、視野障害の状況によって、明るさの変化への対応が困難なため、移動な
どに困難さを生じる場合も多い
〔主な対応〕
・音声や点字表示など、視覚情報を代替する配慮
・中途受障の人では白杖を用いた歩行や点字の触読が困難な人も多いため留意が必

・声をかける時には前から近づき「○○さん、こんにちは。△△です。」など自ら名
乗る
・説明する時には「それ」「あれ」「こっち」「このくらいの」などと指差し表現や指

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