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参考資料2 障害者差別解消法福祉事業者向けガイドライン(令和6年3月厚生労働大臣決定) (57 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40742.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第141回 7/4)《厚生労働省》
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■障害特性に応じた具体的対応例(その9)

自己コントロール力をつけるために (発達障害⑤)
自閉症スペクトラム(発達障害)のAさんはちょっとした思い込みや刺激が元
で、トイレや空室に長時間(長い場合は10時間近く)急に籠もってしまうことが
多くありました。
そこで、不適応を起こしそうになった場合(
「起こす前」がポイント)に、事前に
決めておいたルールに基づいて(例えば何色かのカードを用意し、イエローカード
を見せたら事務室でクールダウンする、レッドカードであったら個別対応の部屋に
行きたい等)自らがサインを出して対応方法を選択する経験を繰り返し積むこと
で、徐々にカードを使用せずに感情の自己コントロールができるようになってきま
した。約半年ほどで不適応を示すことがほとんどなくなり、生活が安定しました。

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