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参考資料2 障害者差別解消法福祉事業者向けガイドライン(令和6年3月厚生労働大臣決定) (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40742.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第141回 7/4)《厚生労働省》
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○気分障害
〔主な特性〕
・気分の波が主な症状としてあらわれる病気。うつ状態のみを認める時はうつ病と呼
び、うつ状態と躁状態を繰り返す場合には、双極性障害(躁うつ病)と呼ぶ
・うつ状態では気持ちが強く落ち込み、何事にもやる気が出ない、疲れやすい、考え
が働かない、自分が価値のない人間のように思える、死ぬことばかり考えてしまい
実行に移そうとするなどの症状がでる
・躁状態では気持ちが過剰に高揚し、普段ならあり得ないような浪費をしたり、ほと
んど眠らずに働き続けたりする。その一方で、ちょっとした事にも敏感に反応し、
他人に対して怒りっぽくなったり、自分は何でも出来ると思い込んで人の話を聞か
なくなったりする
〔主な対応〕
・専門家の診察の上で、家族や本人、周囲の人が病気について理解する
・薬物療法が主な治療となるため、内服を続けるために配慮する
・うつ状態の時は無理をさせず、しっかりと休養をとれるよう配慮する
・躁状態の時は、金銭の管理、安全の管理などに気を付け、対応が難しい時には専門
家に相談する
・自分を傷つけてしまうことや、自殺に至ることもあるため、自殺などを疑わせるよ
うな言動があった場合には、本人の安全に配慮した上で、速やかに専門家に相談す
るよう本人や家族等に促す

○依存症(アルコール)
〔主な特性〕
・飲むことが良くない状況やタイミング等を分かっているにもかかわらず、飲酒した
いという強い欲求がコントロールできず、過剰に飲酒したり、昼夜問わず飲酒した
りすることで身体的、社会生活上の様々な問題が生じる
・体がアルコールに慣れることで、アルコールが体から抜けると、発汗、頻脈、手の
震え、不安、イライラなどの離脱症状が出る
・一念発起して断酒しようとしても、離脱症状の不快感や、日常生活での不安感から

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