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参考資料2 障害者差別解消法福祉事業者向けガイドライン(令和6年3月厚生労働大臣決定) (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40742.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第141回 7/4)《厚生労働省》
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身体障害者補助犬とは

「身体障害者補助犬」は、目や手足や耳に障害のある方の生活をお手伝い
する、「盲導犬」・「介助犬」・「聴導犬」のことです。
身体障害者補助犬法に基づき認定された犬で、特別な訓練を受けています。
補助犬の種類
○盲導犬
目の見えない人、見えにくい人が街なかを安全に歩けるようにサポートします。
障害物を避けたり、立ち止まって曲がり角を教えたりします。ハーネス(胴輪)をつ
けています。
○介助犬
手や足に障害のある人の日常の生活動作をサポートします。物を拾って渡した
り、指示したものを持ってきたり、着脱衣の介助などを行ないます。“介助犬”と
書かれた表示をつけています。
○聴導犬
音が聞こえない、聞こえにくい人に、生活の中の必要な音を知らせます。玄関の
チャイム音・FAX 着信音・赤ちゃんの泣き声などを聞き分けて教えます。“聴導
犬”と書かれた表示をつけています。
補助犬の同伴については、「身体障害者補助犬法」で、人が立ち入ることのできる
さまざまな場所で受け入れるよう義務づけられています。「犬だから」という理由で
受け入れを拒否しないでください。
補助犬の同伴を受け入れる義務がある場所
・ 国や地方公共団体などが管理する公共施設・ 公共交通機関(電車、バス、タクシ
ーなど)
・ 不特定かつ多数の人が利用する民間施設-商業施設、飲食店、病院、ホテルなど
・ 事務所(職場)-国や地方公共団体などの事務所-従業員 40 人、令和8年7月1
日以降は 37.5 人以上の民間企業
補助犬の同伴を受け入れる努力をする必要がある場所
・ 事務所(職場)-従業員 40 人、令和8年7月1日以降は 37.5 人未満の民間企業
・ 民間住宅
補助犬の受け入れ施設の方へ
●補助犬は、ユーザーの指示に従い待機することができるので、特別な設備は必要あ
りません。
●補助犬の同伴を受け入れる際に他のお客様から苦情がある場合は、「身体障害者補
助犬法」で受け入れ義務があること、補助犬の行動や健康の管理はユーザーが責任
をもって行なっていることを説明し、理解を求めてください。
●補助犬が通路をふさいだり、周りのにおいを嗅ぎ回ったり、その他、何か困った行
動をしている場合は、そのことを補助犬ユーザーにはっきり伝えてください。
●補助犬を同伴していても、補助犬ユーザーへの援助が必要な場合があります。補助
犬ユーザーが困っている様子を見かけたら、まずは声をかけたり、筆談をしたりコ
ミュニケーションをとってください。

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