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参考資料1-7 浜口班の議論における参考資料(令和3年10月25日開催)(令和3年度第6回安全技術調査会参考資料1-2) (107 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27504.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会安全技術調査会(令和4年度第2回 8/23)《厚生労働省》
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被験者の中で実ウイルス中和抗体価が測定されていた 5 例のうち 4 例では、実ウイルス中和抗体価の上
昇が認められた。


試験中断前後の症例を一つの集団として評価することの妥当性
国内 D8111C00002 試験の免疫原性評価結果については、FVS-1 に基づく解析と FVS-2 に基づく解析

との間に差異が認められたが、FVS-1 の 81 例と FVS-1 以外の 153 例で、コホートごとに比較した被験
者背景は類似していた。一般的に、免疫応答に関しては、ベースライン時の背景を一致させた被験者内
であっても宿主因子及び環境因子の多様性に起因する本質的なばらつきが認められる。治験実施施設全
5 施設のうち FVS-1 に含まれていたのは 2 施設のみであり、うち 1 施設に追加例は含まれていなかった
が、すべての治験実施施設において、治験薬及び検体はそれぞれの手順書に従って取り扱われており、
重大な治験実施計画書違反はなかった。また、抗 S タンパク質抗体及びシュードウイルス中和抗体の測
定は、いずれも同一の測定機関にて測定された。
以上を踏まえると、本剤の免疫原性評価結果について FVS-1 と FVS-2 の間で違いが認められた原因
は、標本集団のランダムな不均一性及び測定値のばらつきに関係する可能性が最も高く、可能な限り大
きな標本集団で評価することにより、より適切な解釈が可能になると考える。


本剤 SD の初回及び 2 回目のいずれの接種後においても中和抗体価が LLoQ 未満の被験者が認めら
れることについて

国内 D8111C00002 試験及び併合解析の主要解析(DCO2)において本剤 SD を 2 回接種した際の初回
及び 2 回目のいずれの接種後においてもシュードウイルス中和抗体価が LLoQ 未満であった被験者の割
合は、表 36 のとおりであった。なお、シュードウイルス中和抗体価は、国内 D8111C00002 試験及び併
合解析に含まれたすべての試験において、同一の測定機関で測定された。
表 36
国内 D8111C00002 試験及び併合解析の主要解析(DCO2)において本剤 SD を 2 回接種した際に
初回及び 2 回目のいずれの接種後においてもシュードウイルス中和抗体価が LLoQ 未満であった被験者の割合
併合解析の主要解析(DCO2)
国内 D8111C00002 試験
(FVS-2 a))
(SDSD 血清反応陰性有効性解析対象集団)
反応なし b)
反応なし b)
n/N
%
n/N
%
32/154
20.8
64/597
10.7
全体
年齢

性別
BMI

接種間隔

18~55 歳

12/73

16.4

23/428

5.4

56 歳以上

20/81

24.7

41/169

24.3

56~69 歳

12/54

22.2

33/117

28.2

70 歳以上

8/27

29.6

8/52

15.4

男性

25/99

25.3

33/308

10.7

女性

7/55

12.7

31/289

10.7

< 30 kg/m2

30/148

20.3

46/496

9.3

≧30 kg/m2

2/6

33.3

18/99

18.2

4 週間(±2 日)

32/154

20.8

12/123

9.8

6 週間未満

32/154

20.8

47/283

16.6

6~8 週間

ND

NC

7/110

6.4

9~11 週間

ND

NC

4/83

4.8

12 週間以上
ND
NC
6/121
5.0
N=各サブグループの例数、n=中和抗体価が LLoQ 未満であった被験者数、ND = データなし, NC = 算出せず
a)
FVS-2 の本剤群 174 例のうち、中和抗体価が LLoQ(40)以上を示したものの、陰性対照の中和抗体価の 3 倍未満
であった 20 例を除く。
b)
反応なし:本剤接種後 1 回目及び 2 回目ともに中和抗体価が LLoQ 未満である

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バキスゼブリア筋注_アストラゼネカ株式会社_特例承認に係る報告書

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