参考資料1-7 浜口班の議論における参考資料(令和3年10月25日開催)(令和3年度第6回安全技術調査会参考資料1-2) (99 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27504.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会安全技術調査会(令和4年度第2回 8/23)《厚生労働省》 |
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海外併合解析における有効性について
本剤の COVID-19 に対する有効性について、申請者は以下のように説明している。
7.R.2.2.1.1 海外併合解析における発症予防効果について
併合解析において主要評価項目とされた、2 回目接種後 15 日以降に発症し、SARS-CoV-2 感染がウイ
ルス学的に確定された初発の COVID-19 発症に対する本剤の VE の結果を表 29 に示す。中間解析
(DCO1)
及び主要解析(DCO2)のいずれにおいても、SDSD+LDSD 血清反応陰性有効性解析対象集団における
VE の両側 95.84%CI 又は両側 95%CI の下限は事前に規定した有効性の基準である 20%を上回った。本
剤の有効性は中間解析(DCO1)において検証され、その中間解析(DCO1)における結論はその後の主
要解析(DCO2)により補強されたと考える。
表 29
主要評価項目:2 回目接種後 15 日以降に発現した初発の COVID-19 発症に対する VE
中間解析(DCO1)及び主要解析(DCO2)
本剤群
対照群
VE%
イベント数
イベント数
例数
例数
[両側 95.84%CI]a)
N
N
n(%)
n(%)
DCO1:COV002 試験+COV003 試験
70.42
主要解析対象集団
5807
5829
30(0.52)
101(1.73)
[54.84, 80.63]
SDSD+LDSD、血清陰性
ITT
69.13
5814
5831
31(0.53)
100(1.71)
SDSD+LDSD、血清陰性
[53.10, 79.68]
62.10
SDSD、血清陰性
4440
4455
27(0.61)
71(1.59)
[39.96, 76.08]
90.05
LDSD、血清陰性
1367
1374
3(0.22)
30(2.18)
[65.84, 97.10]
DCO2:COV001 試験+COV002 試験+COV003 試験+COV005 試験
66.73
主要解析対象集団
8597
8581
84(0.98)
248(2.89)
[57.41, 74.01]b)
SDSD+LDSD、血清陰性
ITT
65.65
8603
8586
86(1.00)
246(2.87)
SDSD+LDSD、血清陰性
[56.11, 73.11]b)
63.09
SDSD、血清陰性
7201
7179
74(1.03)
197(2.74)
[51.81, 71.73]b)
80.31
LDSD、血清陰性
1396
1402
10(0.72)
51(3.64)
[60.77, 91.09]b)
N=解析対象例数、n=発現例数
a) 試験番号、接種群、スクリーニング時の年齢(18~55 歳、56~69 歳、70 歳以上)を因子とし、追跡期間の対数をオフセット
変数としたポアソン回帰モデル
b) 両側 95%CI
主要解析(DCO2)時点の SDSD+LDSD 血清反応陰性有効性解析対象集団における有効性に関する部
分集団の結果は表 30 のとおりである。
実施国別の VE について、SDSD+LDSD 血清反応陰性有効性解析対象集団のうち、英国及びブラジル
の部分集団では、本剤による COVID-19 に対する予防効果が認められた。VE の点推定値はブラジルの
被験者と比較して英国の被験者で高い傾向が認められたが、これは、英国では接種間隔が長い被験者が
多かったためと考えられる(本剤群で接種間隔 9 週以上の被験者の割合は英国 71.0%、ブラジル 12.3%)
(7.R.2.2.1.3 項参照)。南アフリカ共和国の部分集団(本剤群で接種間隔 9 週以上の被験者の割合は 0.5%)
では、VE を評価するためのイベント数が少なかった。
その他、年齢別 65 歳以上及び 55~64 歳、並びに白人以外の人種では、VE を評価するためのイベン
ト数が少なかった。基礎疾患を有する成人では、それ以外の部分集団と同様の VE が認められた。
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バキスゼブリア筋注_アストラゼネカ株式会社_特例承認に係る報告書
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