資 料4-2-➀ 令和4年度第2回安全技術調査会の審議結果について➀ (192 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27906.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会(令和4年度第2回 9/14)《厚生労働省》 |
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発現割合は、接種後 6 日までに 10%未満に低下し、これらの事象の持続期間は短かったと考えられた。
非特定有害事象について、接種回数を問わない非特定有害事象の大部分は、軽度又は中等度であり、
重度の非特定有害事象は本剤群 6 例(コホート C で 4 例(疲労・倦怠感・圧痛・筋肉痛 1 例、倦怠感 1
例、頭痛 1 例、齲歯 1 例)、サブコホート D1 で 2 例(好中球数減少 1 例、蕁麻疹 1 例))、プラセボ
群 2 例(サブコホート D1 で 2 例(子宮頚部上皮異形成 1 例、気管支炎 1 例))に認められた。このう
ち、本剤群のコホート C の 3 例(疲労・倦怠感・圧痛・筋肉痛 1 例、倦怠感 1 例、頭痛 1 例)、本剤群
のサブコホート D1 の 1 例(好中球数減少)は治験薬との因果関係が否定されなかった。なお、本剤群
のサブコホート D1 の 1 例では初回接種後 7 日にグレード 3、2 回目接種後 7 日にグレード 2 の好中球減
少が認められたが、いずれも一過性であり、各回接種から 3 週間後に基準範囲に戻った。本剤群におけ
る非特定有害事象の重症度及び発現割合は、初回接種後と比較して 2 回目接種後で概して低かった。ま
た、本剤群において、70 歳以上の被験者が含まれるサブコホート D2 では、コホート C 又はサブコホー
ト D1 と比較して、非特定有害事象の重症度及び発現割合が低かった。
国内 D8111C00002 試験において初回又は 2 回目の本剤接種後に認められた、主な局所の特定有害事象
(20%以上)は注射部位疼痛及び圧痛、主な全身の特定有害事象(20%以上)は倦怠感、筋肉痛、疲労及
び頭痛であり(7.1.1 項表 17)、併合解析と類似していた。また、発現時期について、日本人の結果及び
併合解析の結果のいずれにおいても接種後 2 日までに最も高くなり、接種後 6~7 日までに発現割合が
低下し、持続期間は短かったと考えられた。日本人における主な非特定有害事象は、感染症予防ワクチ
ン接種時に共通して認められる一般的な事象と一致しており、ワクチン接種と一般的に関連がないと考
えられる事象の種類や発現割合には、本剤群とプラセボ群の間で明らかな不均衡は認められず、併合解
析における所見と一致していた。以上のように、日本人における本剤の安全性プロファイルは、併合解
析で認められた安全性プロファイルと概ね同様であり、日本人に特有の安全性上の問題は認められない
と考える。
7.R.3.1.2
重篤な有害事象・副反応
重篤な有害事象及び副反応の発現状況について、申請者は以下のように説明している。
併合解析の全接種安全性解析対象集団において、重篤な事象の発現割合は本剤群 108/12,282 例(0.9%)、
対照群 127/11,962 例(髄膜炎菌ワクチン 2 回接種群 72/5,744 例(1.3%)、髄膜炎菌ワクチン+プラセボ
群 45/5,209 例(0.9%)、プラセボ 2 回接種群 10/1,009 例(1.0%))に認められ(7.1.1 項参照)、このう
ち治験薬との関連性ありと判断された重篤な有害事象は、本剤群 2 例(発熱(グレード 4 (40.5℃))
1 例、横断性脊髄炎(グレード 3)1 例)、対照群 2 例(自己免疫性溶血性貧血(グレード 2)1 例、脊
髄炎(グレード 3)1 例、いずれも髄膜炎菌ワクチン 2 回接種群)であった。これらの事象の転帰は、本
剤群の発熱は同日に回復、横断性脊髄炎はデータベースロック時点で不明であり最終転帰は未回復、対
照群の自己免疫性溶血性貧血は治験薬接種後 55 日に回復、脊髄炎はデータベースロック時点で不明で
あり、最終転帰は未回復であった。
重篤な有害事象として報告された免疫介在性の可能性がある神経学的兆候が 3 例に認められた(これ
らの事象については 7.R.3.2 項参照)。
データカットオフ時点で死亡に至った重篤な有害事象は 7 例に認められ、本剤群 2 例(治験開始後に
診断された HIV 感染症患者における真菌性気道感染、遠隔転移を伴う新生物各 1 例)、髄膜炎菌ワクチ
ン 2 回接種群 1 例(頭蓋脳損傷)、髄膜炎菌ワクチン+プラセボ群 2 例(COVID-19 肺炎、血液学的悪
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バキスゼブリア筋注_アストラゼネカ株式会社_特例承認に係る報告書
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