資 料4-2-➀ 令和4年度第2回安全技術調査会の審議結果について➀ (65 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27906.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会(令和4年度第2回 9/14)《厚生労働省》 |
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抗体の抗体価ならびに血小板活性化能
Blood 2022 Feb 3 https://doi.org/10.1182/blood.2021014214
VITT患者の検体を、4000倍(Patients 1-3)もしくは
2000倍(Patient 4)に希釈しても、発症直後は、非
常に高い抗体価を示した。
NEJM 2021; 385; 9
VITT患者において、高用量IVIgを2日間投与の治療を受け
たものの、血小板減少、D-dimer高値が持続し、血栓症の増
悪を認めたため、血漿交換を施行した症例の報告。
血漿交換を5日間連続した後でも、抗PF4抗体価は高く、血
小板活性化能を保持していた。
• 血液製剤の安全性への影響
VITT発症直前の方が献血し、献血血液(血液製剤)中に抗血小板第4因子(platelet factor 4: PF4)抗体
が含まれ、強い活性を有している場合、受血者に対して血小板、単球などの活性化やそれに伴う血小
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板減少や血栓塞栓症を引き起こす可能性は、理論的に完全には否定できないと考えられる。
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