よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料5-3 外国での新たな措置の報告状況 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29460.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和4年度第3回 12/1)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

外国での新たな措置の報告状況
(2022年4月1日~2022年7月31日)
No.

医薬品名(一般
名)

措置概要

措置国

ジクロフェナクナトリウム含有局所ゲル製剤である
SOLARAZEの米国添付文書が以下のとおり、改訂された。
1)Boxed Warning
①冠動脈バイパス移植(CABG)「手術」時の使用
②NSAIDは致命的となりうる重篤な胃腸(GI)の有害事象リ
スクを高め、これら事象が警告症状なく使用中いつでも発
生する可能性がある旨。高齢患者および消化性潰瘍疾患
および/または消化管出血の既往患者は、重篤な消化管事
象のリスクが高くなる旨。
2)CONTRAINDICATIONS
①ジクロフェナクあるいは「医薬品の任意の成分」に対する
過敏症がある患者が禁忌である旨と、過敏症の例示。
②アスピリンまたは他のNSAIDsを服用後、喘息、蕁麻疹、
または他のアレルギー型反応の既往患者が禁忌である旨。
当該患者で重度の、時に致命的なアナフィラキシー反応が
報告されている旨。
③滲出性皮膚炎、湿疹、感染した病変、火傷または創傷を
含む、あらゆる病因に起因する損傷した皮膚への適用が禁
忌である旨。
3)WARNINGS AND PRECAUTIONS
①「アナフィラキシー反応」「重篤な皮膚反応」等、疾患毎の
項目が新設された。
4)ADVERSE REACTIONS
①「アナフィラキシー反応」「重篤な皮膚反応」等、疾患毎に
箇条書きとした。
ジクロフェナクナト ②「6.1臨床試験の経験」項における以下の追記。「臨床試
24
アメリカ
リウム
験は様々な制約を課して実施されるため、異なる薬剤の臨
床試験間で副作用率を直接比較することはできず、実際の
確率を反映していない可能性もある」旨。
5)DRUG INTERACTIONS
①ジクロフェナクと臨床的に重要な薬物相互作用を示す物
質に関する「表2」が追加された。
止血を妨げる薬、アスピリン、ACE、ARB、β阻害剤、利尿
薬、ジゴキシン、リチウム、メトトレキサート、シクロスポリン、
NSAID、サリチル酸類、ペメトレキセド
6)USE IN SPECIFIC POPULATIONS
①「Lactation」項において「リスク概要」「データ」項が新設さ
れた。内容は乳汁移行と有益性投与である旨である。
②「Females and Males of Reproductive Potential」項におい
て「女性の不妊症」項が新設された。
③「Geriatric Use」項において、「若年患者と比較して副作
用リスクが高くなるため、ベネフィットがリスクを上回る場合
は投与量下限から投与開始し、有害事象をモニタリングす
る」旨が追記。
④「Pregnancy」項の追記。「本剤を含むNSAIDsの使用は胎
児に動脈管の早期閉鎖や腎機能障害等のリスクがあるた
め、使用量と期間を制限し、妊娠30週以降の使用を避け
る」旨。「提示された集団の先天性欠損症および流産の背
景リスクは不明である」旨。「陣痛または分娩への影響に関
する研究はないが、動物実験においてNSAIDSはプロスタ
グランジン合成を阻害し、分娩の遅延を引き起こし、死産の
発生率を高める」旨。

措置区分※1

本邦における措
置内容※2

添付文書改
訂(警告・禁 注目
忌)

イダルビシン塩酸 【第1報及び第2報】

粒子状物質が存在した特定のロットがリコールされた。

アメリカ

回収

対応不要

米国添付文書が改訂された。主な改訂内容は以下のとお
モガムリズマブ
り。
26
(遺伝子組換え) ・WARNINGS AND PRECAUTIONSの自己免疫性の合併
症の項に、糸球体腎炎が追記された。

アメリカ

その他

注目

25

6