「令和5年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」報告書 (11 ページ)
出典
公開元URL | https://ajmc.jp/news/2024/06/17/5741/ |
出典情報 | 「令和5年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」報告書(6/17)《全国医学部長病院長会議》 |
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2.制度内容の詳細
2.1.選抜時期、出身地指定
選抜時期については、入学後に希望者を募り選抜するA2区分7制度(全制度数の3.8%、全定員数の4.3%)
以外の制度は全て別枠入試である。昨年に比べA1・B1区分定員が増加し、A2・B2区分の定員が減少して
いる。
また、地元定着率は地元出身者の方が高いという結果が出ているため、応募資格に出身地指定を設定して
いる制度がある。これについては、地元出身者枠に関する厚生労働省通知や医療法の改正などに呼応して、
令和元年度は地域枠の応募要件に出身地指定を新たに導入した制度が大幅に増加した。ちなみに、本年度
の各区分の定員数に対する出身地指定定員の割合(出身地指定率)は、A1:709人(63.6%)、A2:16人
(22.9%)、B1:213人(65.3%)、B2:115人(100.0%)であった(p11図A-3参照)
。
別枠入試で選抜する場合、地域枠の意義を理解し、地域医療へ貢献する意思を有する学生を一般入試と異
なる方法で選抜できるという利点がある。そのため、選抜に際し、推薦や面接以外の特色ある方法(自治体
の事前面接・書類審査や地域医療機関での体験実習などを応募要件とする方法など)を取り入れている大学
があった。
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