「令和5年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」報告書 (7 ページ)
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公開元URL | https://ajmc.jp/news/2024/06/17/5741/ |
出典情報 | 「令和5年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」報告書(6/17)《全国医学部長病院長会議》 |
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第1章
地域枠入学制度の概要
平成18年の「新医師確保総合対策」およびその後のいくつかの施策に呼応した医学部入学定員の増員に
より、令和5年度の医学部入学定員は、平成19年度定員に比べ1,519人増となった(新設医大・医学部の定
員を除く)(文部科学省HP「大学別医学部入学定員等一覧」より)。
定員増開始以来、地域枠制度は多くの大学に導入されてきた。令和5年度時点で、転帰調査の対象とした
地域枠制度(編入学地域枠及び中途貸与枠を含む)を導入している69大学(令和4年度に地域枠入学者の
募集を停止した1大学を除く)のうち、奨学金を支給する制度を導入している大学は67校で、地域枠制度
を導入している大学のほとんどが奨学金支給枠を導入している(p7図A-2参照)。制度を導入していない大
学は中大都市群の国立と私立の大学であり、小都市群の大学は全て地域枠を有していた。そして、設立別、
都市規模別ともに奨学金支給枠が多くの割合を占め、小都市群では国立で、中大都市群では私立(多くは県
またぎの制度)で設定している割合が高かった。当然のことながら医師不足の地域格差と大学の教育方針が
影響しているものと思われる。この状況は昨年度と同様である(p7図・表A-1(1),(2)参照)
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