よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


「令和5年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」報告書 (82 ページ)

公開元URL https://ajmc.jp/news/2024/06/17/5741/
出典情報 「令和5年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」報告書(6/17)《全国医学部長病院長会議》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

集計B

2024/3/19

Q5-3-1. 地域枠制度により専門医取得が困難となっていると思いますか。

1 はい

全国

国立

公立

私立

中大都市

小都市

回答校

52

34

7

11

24

28

(校)

19

14

1

4

8

11

33

20

6

7

16

17

2 いいえ
【専門医取得が困難となっている具体的な理由】

【専門医取得が困難となっている具体的な理由】
◆義務履行が可能な連携病院が限られているため。
◆初期臨床研修後の義務履行期間7年間のうち、3年間を限度に大学所属を認めている。この期間を全部または一部を
専門医取得期間に充てることが可能であるが、学位取得等のため上記3年間を消費する場合もあるため、専門医取
得のための自由度は下がると思われる。
◆県庁所在地以外の2次医療圏の病院で専門研修できない診療科がある。
◆専門研修が可能な施設へ優先配置
◆令和2年度以降の入学者については、国から提示された医師偏在指標に基づき医師少数区域を設定することとした
が、本県では研修施設が所在する医療圏が医師多数区域となったことにより、義務年限内での専門医資格取得が困
難になることが見込まれる診療科が出てきている。
◆地域によっては指導医(専門医)が常勤していない診療科がある
◆一部の臓器専門診療科は勤務先により、経験すべき症例や手術が不足する
◆医師少数地域での勤務が義務付けられることにより、一部の診療科は専門研修の継続が困難になり、専門医を取得
しにくくなっていると考える。(特定診療科の設定を県と検討中)
◆卒後5年目もしくは6年目以降に都道府県より指定される医療機関によっては、専門医取得に必要な症例を集めるこ
とが困難であることや、十分に指導できる指導医が不足していることがあるから。
◆勤務地が大学と離れていることが多い。
◆奨学金を支給している地域枠医師は、県内の医師が不足する診療科で勤務することが条件であるため、全ての地域
枠医師を希望する診療科や指導体制の整った医療機関に配置することが困難。
◆外科など特定の専門領域は義務履行のため専門医取得が遅れることがある。
◆義務年限期間内で、かつ勤務が義務となっている医療機関が専門医プログラム登録されていない医療機関である場
合や、指導体制がない医療機関の場合は、プログラムを中断せざるをえないことや、望む時期に研修に専念できな
いことがあるため、支障がないとは言えない。
◆一部のマイナー科については義務履行によって専門医取得が遅れる
◆診療科によっては、へき地にある病院での勤務が難しいため。
◆本県は修学資金貸与制度上、業務従事する医療機関が決まっており、領域によっては各専門研修プログラムの連携
施設等に含まれていない場合はその都度協議及び調整が必要となるため。
◆診療科によっては医師不足地域に関連病院や診療科がない場合や人員的に指導医+専攻医の派遣が難しい場合があ
り、専門医取得が遅れる場合がある。(専門研修以外の診療科での研修が必要となってくる可能性がある)
介護・育児支援(超勤や夜勤などの免除)が難しい配置病院での勤務の場合負担が大きくなる。
◆研修期間が長い診療科は取りにくい。都市部に集中している診療科は取りにくい
◆本学の修学資金制度の特性上、義務猶予期間の設定が難しく、サブスぺ領域の取得が困難。

(21)