「令和5年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」報告書 (6 ページ)
出典
公開元URL | https://ajmc.jp/news/2024/06/17/5741/ |
出典情報 | 「令和5年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」報告書(6/17)《全国医学部長病院長会議》 |
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本調査で用いている制度区分
需給に関する検討会医師需給分科会の場で、地域枠・
区分
地元出身者枠医師は地域医療を支える重要な役割を
入学選抜
奨学金
従事要件
A1
別枠
有
有
担っており、偏在対策を進める上で、その重要性が
A2
入学後(非別枠)
有
有
増しているものの、その定義が曖昧であり、都道府
B1
別枠
なし
有
B2
別枠
なし
なし
県ごとに内容に差があるといった問題意識が示され、
枠組みの見直しが行われた。その結果、都道府県と
連携し、偏在対策として有効な「従事要件を課す枠」
を「地域枠」と定義し、
「地域枠」の定義にはあては
新たに整理された地域枠・地元出身者枠・大学独自枠
区分
入学選抜
奨学金
従事要件
まらないが、対象を地元出身者に限定する枠につい
地域枠
別枠
問わない
有
地元出身者枠
問わない
問わない
問わない
ては、「地元出身者枠」とし、各都道府県が偏在対策
大学独自枠
問わない
問わない
問わない
を講じるために、ある程度柔軟な運用ができるよう
相互の関係
にすることとなった。また、従前よりある大学独自
枠の枠組みは維持することとなった。
(令和2年8月
区分
A1
A2
B1
B2
31日
地域枠
◎
×
◎
×
地元出身者枠
○
○
○
◎
大学独自枠
○
○
○
○
医療従事者の需給に関する検討会 第35回 医
師需給分科会)
新たに整理された「地域枠」、
「地元出身者枠」、
「大
学独自枠」の定義の詳細については、令和3年4月
28日付厚生労働省医政局医事課長事務連絡「令和4
年度の地域枠等の定義について」を参照されたいが、
本調査で用いている制度区分と厚生労働省が新たに
定めた定義、および相互の関係は、便宜的に右のよ
うに整理できると考えている。
注3).中大都市群と小都市群に該当する都道府県の分布(左図)と各々に含まれる大学数(右図)(人口50万以上の人
口を有する政令指定都市の有無で区分しているが、全国医学部長病院長会議で従来実施している他の調査との
整合性を図る目的で、現状とは異なる都市分類で区分している)
中大都市圏域
(政令指定都市のある都道府県)
(北海道は札幌市のみ)
小都市圏域
(上記以外の県)
私立 3 校
公立 3 校
国立 15 校
中大都市 16都道府県(44校)
小都市
31県(33校)
国立 27 校
小都市
33 校
公立 5 校
中大都市
44 校
私立 24 校
5