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「令和5年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」報告書 (39 ページ)

公開元URL https://ajmc.jp/news/2024/06/17/5741/
出典情報 「令和5年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」報告書(6/17)《全国医学部長病院長会議》
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第3章

集p(33)参照)。

6.キャリア形成プログラムについて
「キャリア形成プログラム運用指針」(令和3年12月1日改正)において、地域医療に従事することを希望
する者が、学生・臨床研修の期間を通じてその意志を継続することができるよう、都道府県は、「キャリア
形成卒前支援プラン」を策定し、学生の地域医療マインド涵養のために、地域に関する実習や講義の支援等
を行うこととしており、令和5年度以降適用するとしている。そして都道府県は、大学や医療機関等と連携し、
キャリア形成卒前支援プランにおいて、学生の地域医療等に対する意識の涵養を図るためのプロジェクト「卒
前支援プロジェクト」を必ず一つは設定することが求められている。
また、都道府県は、医師偏在対策と地域枠医師等のキャリア形成の両立を円滑に推進するため、派遣先に
ついて対象医師と大学等の専門医の研修プログラム責任者等との調整を行うとともに、対象学生の支援を行
う人材(キャリアコーディネーター)を配置することとなっていることをふまえ、キャリア形成卒前支援プ
ランの適用状況とキャリアコーディネーターの配置状況について調査した。
6.1. キャリア形成卒前支援プラン
設問Q12-1「キャリア形成卒前支援プランにおける卒前支援プロジェクトの設定状況」」に対しては、回
答を得た78校の内、
「設定されている」58校(74.4%)、
「設定されていない」20校(25.6%)の結果であっ
た。「設定されている」と回答した大学への設問Q12-2「卒前支援プロジェクトの種類」への回答は多い順
に、「地域医療実習」と「地域医療に関するセミナー等の開催」がともに51(87.9%)、「地域医療に関す
る講義」45(77.6%)、「個人面談の実施」と「都道府県との意見交換会の開催」がともに44(75.9%)、
「地域医療機関等の見学会の開催」37(63.8%)であり、その他は14(24.1%)であった(集計データ集
p(34) 表Q12-1、表Q12-2参照)。
6.2. キャリアコーディネーターの配置状況
設問Q13-1「都道府県のキャリアコーディネーターの配置状況」」に対しては、回答を得た78校の内、
「配
置されている」45校(57.7%)、「配置されていない」30校(38.5%)、
「よくわからない」3校(3.8%)
の結果であった(集計データ集p(35) 表Q13-1参照)。
また、「配置されている」と回答した大学の具体的なキャリアコーディネーターの活動内容は集計データ
集にとりまとめた(集計データ集p(35)(36) 表Q13-2参照)

Q13-1で「配置されていない」と回答した大学への設問Q13-3「都道府県に配置されているキャリアコー
ディネーターとの連携状況」への回答は、30校の内、「連携している」13校(43.3%)、「連携していない」
14校(46.7%)、「よくわからない」3校(10.%)の結果であった。(集計データ集p(37) 表Q13-3参照)。
「連携している」と回答した大学の具体的なキャリアコーディネーター連携状況と活動内容は集計データ
集にとりまとめた(集計データ集p(37) 表Q13-4参照)。

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