「令和5年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」報告書 (90 ページ)
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公開元URL | https://ajmc.jp/news/2024/06/17/5741/ |
出典情報 | 「令和5年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」報告書(6/17)《全国医学部長病院長会議》 |
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2024/3/19
Q8.専門研修および大学院進学以外で義務年限履行のために実施・検討している特色ある取り組みや工夫
1.奨学金を支給する地域枠
1.奨学金を支給する地域枠
2.奨学金を支給しない地域枠
◆
診療科によっては、専門医資格を取得してから、知事指定病院で専門医として勤務できるような対応を行っている。
◆毎年本人及び専門研修プログラム統括責任者等と県(地域医療支援センター)担当による面談を実施し、義務消化
状況の共有や、次年度の勤務希望・配属予定先の聴き取り等を実施する。
3.奨学金を支給する編入学地域枠
◆国内留学・海外留学に関して、大学院入学と同様、猶予期間を設けている。
◆定期的なアンケート・個別面談、情報交換会、フォーラム、県地域医療支援センター運営部会での討議。
4.奨学金を支給しない編入学地域枠
◆専門研修プログラムにできる限り地域医療機関を組み入れる。また、地域医療機関勤務希望者には、できるだけ早
くから希望勤務先を聞いたうえで採用をお願いする。
◆専門研修に支障がないように多様なニーズに対応できる義務履行制度が県によって設定されている。
◆猶予期間を設定し、概ね12年間をかけて義務を履行することが出来るようにしている。
◆地域枠学生対象の懇話会
Q9.地域枠出身者が義務年限を終了した後も、地域に残ってもらうために実施・検討している特色ある取り組みや工夫
◆検討中です。
1.奨学金を支給する地域枠
◆
社会人大学院 配置病院での研究日取得
◆地域枠(特別枠)を卒業した1年次、2年次研修医に対して、個別面談を実施している。(県担当者、大学医学部長、
大学附属病院長、地域医療総合支援学講座教員で実施)
2.奨学金を支給しない地域枠
◆地域医療コース(出身地市町村)との交流会を開催。
◆地域医療に関する講座、入局している講座、地域医療支援センターが直接本人と面談し、個々のキャリアプランを
3.奨学金を支給する編入学地域枠
検討しています。本学の地域枠医師が赴任する可能性の高い病院には、個人情報に配慮した専用回線を用いた高解
像度のテレビ会議システムを配備している。そのシステムを用いて、感染症や癌などの横断的な勉強会を定期的に
行っている。将来は、地域枠医師間の会議やさまざまな情報交換ツールとしても役立てていきたいと考えている。
4.奨学金を支給しない編入学地域枠
◆理事長が特に必要と認めた場合は、本学病院以外の県内の臨床研修を選択した場合であっても、義務年限に算入す
ることができる。専門技能の修得のために3年間義務執行を猶予することが認められている。
◆地域枠医師との継続的な個人面談の実施。医局人事担当者と都道府県担当者による定期的な面談の実施。
◆年1回、本人から回答する形で在籍確認を行うことを検討中
◆月1回の頻度でWEB連絡会を開催して、情報共有等を図っている。年1回の頻度で、キャリア支援に係るセミナー
を開催し、派遣各施設から活動報告等を実施し、卒業医師間の交流を推進している。
◆週1回、専門医取得のため、個人の専門分野の研修を認めている。
◆地域医療支援センターから、医局や医療機関へ義務履行ご協力の説明と働きかけ
◆地域医療人材育成講座及び地域医療支援センター大学支部の教員が卒前、卒後、義務年限終了に至るまで、支援す
る体制を整え、地域枠学生・医師の不安を軽減する努力を行なっている。また、地域枠学生が集まるミーティング
を年4回行い、学生同士の縦横の繋がりをつくる工夫を行っている。また、地域の現場での指導体制の強化のため、
地域医療現場の指導医のための指導医講習会を毎年開催している。さらに、地域の医療者・行政に地域枠制度につ
いて理解を深めてもらうために、「地域医療を担う医師を地域で育てるためのワークショップ」を2013年から毎年
行なっている(2020年はCOVID-19の影響で中止)。地域勤務中の地域枠卒業医師が集まり、話し合う会を開催し
ている。地域で経験して困った症例を持ち寄り、意見交換を行う勉強会を毎週オンラインにて開催している。
地域枠学生には、1年生の夏に1週間×2施設、3年生の間に1週間×2施設、5~6年生の選択制臨床実習で2週間×
1施設の在学中に6週間の地域医療実習を義務付けている。また、地域医療に頻回に触れさせ、その重要性・魅力・
やりがいを伝えることで、地域医療マインドを醸成している。
2012年から2019年まで毎夏に地域枠学生・自治医科大学生が共に学ぶ合同セミナーを1泊2日で開催した。地域に
赴き、地域の医療機関の院長・所長や自治体の首長をはじめ、地域の方々との交流を行うと共に、学生自身の企画
したワークショップを通して、交流と学びを行った。2020年以降はCOVID-19の影響でオンラインでワークショッ
プを開催した。
卒業式の前には地域枠学生・自治医科大学生と県知事の交流会を開催し、県民の期待を伝えている。
2019年度はCOVID-19の影響で中止となったが、2013年度から春休みには地域枠・自治医卒の医師と地域枠学
生・自治医科大学生の交流する勉強会を開催している。こちらは若手の地域枠医師と自治医卒医師が幹事をし、医
学的知識の多寡によらず楽しく学べる企画を実施している。
◆5年の自由期間を設けている
◆地域医療支援センターが中心となり、地域医療機関との意見交換・情報交換を行う場を定期的に設けている。また、
地域医療支援センター教員及び県職員が地域枠医師を対象とする対面及びWEB面談を定期的に実施している。これ
らによって、義務年限履行を円滑に進めることができるようにしている。
地域特別枠医師が基本ローテーションとして業務従事する公的医療機関、県医師会、県、県地域医療支援センター、
専門研修プログラムの各関係者が協議して、地域特別枠医師の配置調整案を作成すること等を目的とした人事調整
協議会を年に2回開催している。
地域枠学生及び医師同士の繋がりと地域特別枠医師が業務従事する公的医療機関や各関係者間での交流を深めるこ
とを目的として「地域枠学生及び医師による交流会(WEB開催)」を実施している。
◆本県においては、現状として専門医取得や学位取得を妨げるような義務(へき地への赴任の義務等)を課していな
いため、今後も県と大学との関係を密にし、そのような仕組みが継続できるような取り組みを続ける。
◆自治体および医学部長、地域医療担当教授による定期的な面談
◆卒後3年目に医局に属さずに地域医療機関にて1年間勤務する取り組みを行っている。
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