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「令和5年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」報告書 (89 ページ)

公開元URL https://ajmc.jp/news/2024/06/17/5741/
出典情報 「令和5年度 地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告」報告書(6/17)《全国医学部長病院長会議》
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◆配置計画(配置先病院の実情)と地域枠医師本人の意向に加え、医局人事にも影響があり、調整に苦慮している。
配置先病院が自医局と関係ない医師が主の場合、配置しにくい場合がある。
◆地域枠出身者が多くいる医局では、地域病院でのポストが不足し、義務年限の履行が遅れるケースが出始めた。
◆本県では、地域枠医師のキャリア形成支援や大学による一般の医師派遣との整合性確保の観点から有用であること
から、地域枠医師には大学医局への入局を推奨し、入局した地域枠医師の配置調整にあたっては医局の協力を得て
いる。医局による地域枠医師の配置調整が、医局所属医師全体の派遣人事の中で行われることから、義務履行を優
先したい地域枠医師本人の意向と医局人事のルールやバランス等を重視したい医局の意向に齟齬が生じた場合に、
地域枠医師本人の意向に沿った派遣人事としてもらうために医局との調整が必要になることがある。
◆入局後は医局の人事が優先されるため、地域義務の履行が遅れるケースがある。
◆出産育児の時期、キャリア形成の時期、義務勤務先の都合が合わない
◆地域のニーズが限られている診療科を希望する医師が多い
◆自県だけでなく、東北全体への配置を調整するため、各県の状況を考慮した配置調整が必要。

2.奨学金を支給しない地域枠
◆県内の相対的医師不足地域に十分に配置されていないため見直しを行う必要がある。
◆県外で定着する医師がいる

3.奨学金を支給する編入学地域枠
◆個別の合意形成に時間がかかる場合がある。

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