【参考資料1-7】安全管理GL第6.0版_Q&A(案) (107 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32083.html |
出典情報 | 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報利活用ワーキンググループ(第16回 3/23)《厚生労働省》 |
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シQ-52 FIDO 認証(※1)に関して、どのような留意事項があるか。
A FIDO 認証を使用し、医療情報システムの利用者の識別・認証を行う場合に
は、求められる当人認証の頑強性として、
「Digital Identity Guidelines」
(NIST
SP800-63)で定められている AAL(Authentication Assurance Level)
の強度:Level2以上の技術を採用することが望ましいです(※2)。
例えば、FIDO―U2F(Universal 2nd Factor)は、2 要素認証による技術で
あるため、安全性が高く、AAL3 に位置付けられますが、2要素認証によら
ない場合には、AAL3を満たさないこともあります。
FIDO 認証のメリットとしては、既存のスマートフォンの機能などを活用す
ることが可能であるため、導入しやすいなどが挙げられます。他方で、デメリ
ットとしてはパスワード認証との併用、利用者の使用デバイスの登録などによ
る認証フローが複雑になりやすいなどがあります。
(※1)FIDO(Fast IDentity Online)認証とは、オンラインの認証サーバを
通じてパスワード不要で利用者を認証する仕組みです。具体的な利用方
法は、FIDO 認証対応のスマートフォンで利用者に対する使用デバイスの
登録を行い、本人認証を行うなどが挙げられます。なお、FIDO 認証では
生体認証機能を利用することでパスワードに代わる認証が行われること
が多いとされますが、生体認証に限らず他の方式の技術によることも可
能とされています。
(※2)
「企画管理編 13.医療情報システムの利用者に関する認証等及び権限」
参照
シス14章第①条
シQ-53
A
ネットワーク上からの不正アクセスを防止するためにどのような
対策が必要か。
外部のネットワークとの接続点や DB サーバ等の安全管理上の重要部分に
は、ファイアウォール(ステートフルインスペクションやそれと同等の機能を
含む。)を設置し、ACL(アクセス制御リスト)等を適切に設定してください。
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