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【参考資料1-7】安全管理GL第6.0版_Q&A(案) (51 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32083.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報利活用ワーキンググループ(第16回 3/23)《厚生労働省》
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② BCP 実行フェーズ
災害、事故やサイバー攻撃等の発生(あるいは発生の可能性)を検知して
から、BCP 実行か通常の障害対策かの判断を行い、BCP 実行と判断した場
合は関係者の召集、対策本部等の設置、関係先への連絡・協力依頼を行い、
システムの切り替え/縮退等の準備を行う。例えば、ネットワークから切り
離したスタンドアロンでの使用や、紙での運用等が考えられる。
業務を受託する事業者との間の連絡体制や受託する事業者と一体となった
トラブル対処方法等が明示されるべきである。また、医療情報システムに障害
が発生した場合は、必要に応じて所管官庁への連絡を行うべきである。
具体的項目は、「基本方針の策定」、「発生事象の確認」、「安全確保・安否確
認」、「関係先への連絡」及び「影響度の確認」である。
③ 業務再開フェーズ
BCP を発動してから、バックアップサイト・手作業等の代替手段により
業務を再開し、軌道に乗せるまでのフェーズで、代替手段への確実な切り替
え、復旧作業の推進、要員等の人的資源のシフト、BCP 遂行状況の確認、
BCP 基本方針の見直しがポイントである。
最も緊急度の高い業務(基幹業務)から再開する。
具体的項目は「人的資源の確保」、
「代替施設及び設備の確保」、
「再開/復旧
活動の両立」及び「リスク対策によって新たに生じるリスクへの対策」であ
る。
④ 業務回復フェーズ
最も緊急度の高い業務や機能が再開された後、さらに業務の範囲を拡大す
るフェーズで、代替設備や代替手段を継続する中での業務範囲の拡大となる
ため、現場の混乱に配慮した慎重な判断がポイントとなる。
具体的項目は「拡大範囲の見極め」、
「業務継続の影響確認」、
「全面復旧計
画の確認」及び「制限の確認」である。
⑤ 全面復旧フェーズ
代替設備・手段から平常運用へ切り替えるフェーズで、全面復旧の判断や
手続きのミスが新たな業務中断を引き起こすリスクをはらんでおり、慎重な
対応が要求される。
具体的項目は「平常運用への切り替えの判断」、
「復旧手順の再確認」、
「確
認事項の整備」及び「総括」である。

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