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デフレ完全脱却のための総合経済対策~日本経済の新たなステージに向けて~(令和5年11月2日閣議決定) (45 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai1/keizaitaisaku/keizaitaisaku.html
出典情報 デフレ完全脱却のための総合経済対策~日本経済の新たなステージに向けて~(11/2)《内閣府》
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(心電計、治療系アプリ等)については、2023 年度内に緩和を行った上で、
インターネット上等の出品(広告)を可能とするとともに、官民連携で検討
を行った上で、更に緩和を進める。市場が急速に拡大し医療の高度化に資す
ることが期待されるプログラム医療機器(SaMD55)について、二段階承認
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の考え方の明確化や診療報酬制度の在り方について検討を行った上で、
2023
年度中に所要の措置を講じ、普及の加速を図る。
国内の優れた研究シーズを活かし、健康医療・宇宙・環境・Web3.0 の分野
における研究開発・拠点整備・人材育成等を通じ、スタートアップを支援す
る。特に、次世代バイオ医薬品の開発など技術の高度化が進んでいることも
踏まえ、ドラッグロスの解消を含めた創薬力の強化に向けて、治験環境や医
療データの連携等を基盤とする国内エコシステムを確立するため、海外のエ
コシステムとの連携を図る医療系スタートアップの支援を行う。
イノベーションを牽引するスタートアップ等の支援に向けて、地方におけ
る未踏的なアイデア・技術を持つ若手人材の発掘・育成や、世界各地のスタ
ートアップ・エコシステムへの5年で 1,000 人規模の起業人材の派遣により、
地方や海外における起業家育成に取り組む。技術・人材のカーブアウト加速
に向けた研究開発や経営人材マッチングを含め、スタートアップとのオープ
ンイノベーション等の支援を行う。
グローバル・スタートアップ・キャンパス構想を推進するため、都心にお
けるフラッグシップ拠点を整備する。併せて、スタートアップ創出に向け、
国際共同研究を促進するとともに、知的財産管理や事業化等に関する支援体
制の構築を図る。国内スタートアップの海外展開や海外VCからの投資を促
進するため、海外トップレベルのアクセラレータを招いたアクセラレーショ
ンプログラムを実施する。我が国のイノベーション創出や輸出増加にも資す
る取組として、グローバルサウスでの市場開拓を推進する。
2023 年度中に、インパクトスタートアップ等への投資にも資するインパク
ト投資に関する基本的指針を策定し、同年内に官民共同のコンソーシアムを
設立する。地域の社会課題解決の担い手となる中小企業(ゼブラ企業 57)の
創出に取り組む。

55 Software as a Medical Device(ソフトウェア医療機器)の略称。
56 安全性など、一定の条件を満たせば医療現場で利用するケースを認め、その後、十分な効果を確認し
てから本承認する仕組み。
57 社会課題解決と経済成長を目指す企業のことを、利益と時価総額を重視するユニコーン企業と対比
して命名された呼称。

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