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別紙1○先進医療Bに係る新規技術の科学的評価等について (31 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00069.html |
出典情報 | 先進医療会議(第131回 4/10)《厚生労働省》 |
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が、診療実績が非常に少なく、参考となる治療成績は限定的であった(K526-3 内視鏡的表在性食
道悪性腫瘍光線力学療法、K653-4 内視鏡的表在性胃悪性腫瘍光線力学療法)。
厚生労働省 第 5 回 NDB オープンデータベース*
胃癌
食道癌
件数(%)
EMR/ESD
内視鏡的光線力学療法
55175(55.4)
EMR/ESD
0(0)
内視鏡的光線力学療法
開腹手術
23105(23.2)
開胸手術
腹腔鏡手術
21431(21.5)
胸腔鏡手術
縦隔鏡手術
総数
99711
総数
件数(%)
12412(68.2)
134(0.7)
1734(9.5)
3835(21.1)
90(0.5)
18205
*平成 30 年度のレセプト情報及び平成 29 年度の特定健診情報
保険収載に資する治療成績を考慮するにあたり、本臨床試験と同様の対象、主要評価項目による質
の高い臨床試験が存在しないことから、対象疾患、主要評価項目、内視鏡的局所治療技術としての類
似性を総合的に考慮し、レザフィリン PDT 国内第 II 相試験(以下、レザフィリン PDT 試験)の治療成績を
参考とすることとした。本試験の対象は、既収載医療技術であるレザフィリン PDT(K526-4 内視鏡的
食道悪性腫瘍光線力学療法)に係る臨床試験に比べて保守的(粘膜内病変のみ)ではあるものの、優
れた治療成績を有するレザフィリン PDT と同程度の有効性を期待することで、保険適用に資する APC
療法の臨床的意義が推定されるものと考えている。概念的な観点から「EMR/ESD と同等の成績が得ら
れれば」との記載としたことから、ご指摘を踏まえて先進医療実施に係る関連書類に加え、臨床試験実
施に係る関連諸書類を記載整備いたします。
2. レザフィリン PDT 国内第 II 相試験の対象患者は本試験の対象患者と異なるにもかかわらず、当
該試験の局所完全奏効割合の 95%信頼区間の下限を APC 療法の閾値奏効割合に設定できると判断
した理由を具体的に説明してください。
【回答】
本臨床試験は、併存疾患等から外科的治療(手術)あるいは EMR/ESD が困難であり、他に有効な治
療法のない者を対象とするため、有効性評価における確立した基準は存在しない。本臨床試験と同様
の対象、主要評価項目による質の高い臨床試験が存在しないことから、対象疾患、主要評価項目、内
視鏡治療技術としての類似性を総合的に考慮し、レザフィリン PDT 国内第 II 相試験(以下、レザフィリン
PDT 試験)の治療成績を参考とすることとした。レザフィリン PDT 試験は、化学放射線療法又は放射線
療法後の局所遺残再発食道癌を対象に、選択基準として外科手術または内視鏡的治癒切除が困難、
癌病変の壁深達度が固有筋層(T2)までの長径 3cm 以下、周在性が 1/2 周以下を含み、局所完全奏効
果割合を主要評価項目とした臨床試験であった。レザフィリン PDT 試験は、本臨床研究の対象と比較し
壁深達度が深い癌病変を含むにも関わらず、当該治療の優れた局所完全奏効割合[95%信頼区間]は
0.885[0.698,0.976](23/26 例)を示すものであった。本臨床試験では、癌の生物学的悪性度の観点か
らレザフィリン PDT 試験の対象に比べて保守的(粘膜内病変のみ)な選択基準であるものの、診療報酬
における APC 療法の技術評価を目指す臨床試験であるため、優れた治療成績の基準としてレザフィリ
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道悪性腫瘍光線力学療法、K653-4 内視鏡的表在性胃悪性腫瘍光線力学療法)。
厚生労働省 第 5 回 NDB オープンデータベース*
胃癌
食道癌
件数(%)
EMR/ESD
内視鏡的光線力学療法
55175(55.4)
EMR/ESD
0(0)
内視鏡的光線力学療法
開腹手術
23105(23.2)
開胸手術
腹腔鏡手術
21431(21.5)
胸腔鏡手術
縦隔鏡手術
総数
99711
総数
件数(%)
12412(68.2)
134(0.7)
1734(9.5)
3835(21.1)
90(0.5)
18205
*平成 30 年度のレセプト情報及び平成 29 年度の特定健診情報
保険収載に資する治療成績を考慮するにあたり、本臨床試験と同様の対象、主要評価項目による質
の高い臨床試験が存在しないことから、対象疾患、主要評価項目、内視鏡的局所治療技術としての類
似性を総合的に考慮し、レザフィリン PDT 国内第 II 相試験(以下、レザフィリン PDT 試験)の治療成績を
参考とすることとした。本試験の対象は、既収載医療技術であるレザフィリン PDT(K526-4 内視鏡的
食道悪性腫瘍光線力学療法)に係る臨床試験に比べて保守的(粘膜内病変のみ)ではあるものの、優
れた治療成績を有するレザフィリン PDT と同程度の有効性を期待することで、保険適用に資する APC
療法の臨床的意義が推定されるものと考えている。概念的な観点から「EMR/ESD と同等の成績が得ら
れれば」との記載としたことから、ご指摘を踏まえて先進医療実施に係る関連書類に加え、臨床試験実
施に係る関連諸書類を記載整備いたします。
2. レザフィリン PDT 国内第 II 相試験の対象患者は本試験の対象患者と異なるにもかかわらず、当
該試験の局所完全奏効割合の 95%信頼区間の下限を APC 療法の閾値奏効割合に設定できると判断
した理由を具体的に説明してください。
【回答】
本臨床試験は、併存疾患等から外科的治療(手術)あるいは EMR/ESD が困難であり、他に有効な治
療法のない者を対象とするため、有効性評価における確立した基準は存在しない。本臨床試験と同様
の対象、主要評価項目による質の高い臨床試験が存在しないことから、対象疾患、主要評価項目、内
視鏡治療技術としての類似性を総合的に考慮し、レザフィリン PDT 国内第 II 相試験(以下、レザフィリン
PDT 試験)の治療成績を参考とすることとした。レザフィリン PDT 試験は、化学放射線療法又は放射線
療法後の局所遺残再発食道癌を対象に、選択基準として外科手術または内視鏡的治癒切除が困難、
癌病変の壁深達度が固有筋層(T2)までの長径 3cm 以下、周在性が 1/2 周以下を含み、局所完全奏効
果割合を主要評価項目とした臨床試験であった。レザフィリン PDT 試験は、本臨床研究の対象と比較し
壁深達度が深い癌病変を含むにも関わらず、当該治療の優れた局所完全奏効割合[95%信頼区間]は
0.885[0.698,0.976](23/26 例)を示すものであった。本臨床試験では、癌の生物学的悪性度の観点か
らレザフィリン PDT 試験の対象に比べて保守的(粘膜内病変のみ)な選択基準であるものの、診療報酬
における APC 療法の技術評価を目指す臨床試験であるため、優れた治療成績の基準としてレザフィリ
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