よむ、つかう、まなぶ。
別紙1○先進医療Bに係る新規技術の科学的評価等について (68 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00069.html |
出典情報 | 先進医療会議(第131回 4/10)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
先進医療 B
評価委員
主担当: 坂井
副担当: 掛江
実施計画等評価表(番号 B136)
副担当: 平川
技術専門委員: 遠藤
先進医療の名称
食道表在癌に対するアルゴンプラズマ併用高周波凝固焼
灼療法
申請医療機関
北海道大学病院
医療技術の概要
遠隔転移やリンパ節転移リスクの低い肉眼的食道粘膜
内癌に対しては内視鏡的切除(EMR/ESD)が標準治療である
が、透析患者や肝硬変等による出血傾向を有する患者、抗
血栓療法の休薬困難などの場合には、術後合併症を引き起
こすリスクが高いことから内視鏡的切除が敬遠されるこ
とがある。このような患者に対する外科的切除はさらに術
後合併症のリスクが上昇し、術後後遺症によって QOL の低
下が起こる可能性が高い。食道癌診療ガイドラインにおい
ても内視鏡的切除が困難な場合におけるアルゴンプラズ
マ併用高周波凝固焼灼療法(以下「APC 療法」)が選択肢と
して示され、一定の安全性や有効性が報告されている。し
かしながら、APC 療法に係る手技は、現在、診療報酬とし
て評価されていないのが現状である。これまで日本消化器
内視鏡学会が中心となり診療報酬要望を行ってきたが、十
分なエビデンスがないとの理由から認められなかった経
緯がある。高齢化が進む我が国においては、併存疾患等に
より EMR/ESD が困難な症例が増加すると予想され、手術と
比べ低侵襲であり、小さな粘膜内癌に対象を限定すること
で EMR/ESD と同程度の治療成績を有する APC 療法の保険収
載が望まれる。標準治療である内視鏡的切除のリスクが高
い食道表在癌を対象に、APC 療法の局所有効性と安全性を
検証する多施設共同非盲検単群臨床試験を実施する。
○主要評価項目:
術後 12 週の局所完全奏効割合
○副次評価項目:
1)局所無再発生存期間
2)無再発生存期間
3)全生存割合
4)手段的日常生活動作
5)安全性:有害事象の発生割合
○予定試験期間:4年6か月
○目標症例数:54 例
68
評価委員
主担当: 坂井
副担当: 掛江
実施計画等評価表(番号 B136)
副担当: 平川
技術専門委員: 遠藤
先進医療の名称
食道表在癌に対するアルゴンプラズマ併用高周波凝固焼
灼療法
申請医療機関
北海道大学病院
医療技術の概要
遠隔転移やリンパ節転移リスクの低い肉眼的食道粘膜
内癌に対しては内視鏡的切除(EMR/ESD)が標準治療である
が、透析患者や肝硬変等による出血傾向を有する患者、抗
血栓療法の休薬困難などの場合には、術後合併症を引き起
こすリスクが高いことから内視鏡的切除が敬遠されるこ
とがある。このような患者に対する外科的切除はさらに術
後合併症のリスクが上昇し、術後後遺症によって QOL の低
下が起こる可能性が高い。食道癌診療ガイドラインにおい
ても内視鏡的切除が困難な場合におけるアルゴンプラズ
マ併用高周波凝固焼灼療法(以下「APC 療法」)が選択肢と
して示され、一定の安全性や有効性が報告されている。し
かしながら、APC 療法に係る手技は、現在、診療報酬とし
て評価されていないのが現状である。これまで日本消化器
内視鏡学会が中心となり診療報酬要望を行ってきたが、十
分なエビデンスがないとの理由から認められなかった経
緯がある。高齢化が進む我が国においては、併存疾患等に
より EMR/ESD が困難な症例が増加すると予想され、手術と
比べ低侵襲であり、小さな粘膜内癌に対象を限定すること
で EMR/ESD と同程度の治療成績を有する APC 療法の保険収
載が望まれる。標準治療である内視鏡的切除のリスクが高
い食道表在癌を対象に、APC 療法の局所有効性と安全性を
検証する多施設共同非盲検単群臨床試験を実施する。
○主要評価項目:
術後 12 週の局所完全奏効割合
○副次評価項目:
1)局所無再発生存期間
2)無再発生存期間
3)全生存割合
4)手段的日常生活動作
5)安全性:有害事象の発生割合
○予定試験期間:4年6か月
○目標症例数:54 例
68