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最終とりまとめ (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41063.html
出典情報 ヘルスケアスタートアップ等の振興・支援策検討プロジェクトチーム 最終とりまとめの公表について(6/27)《厚生労働省》
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ヘルスケア分野でトップクラスのグローバルVCを日本に誘致する

(ア) 問題の所在
日本のヘルスケアスタートアップのエコシステムの大きな弱点とし
て、海外市場との連携を可能とする人材不足を指摘する声は多い。
例えば、国内で有望な創薬シーズを発見した際には、海外の大学・研
究機関における競合研究がないか、既に同様の開発を行っているス
タートアップ等がないか、米国のFDA承認が取得できる見通し、最適
な資金調達の場所・方法の検討等、最適な事業戦略を構築する上では
国際的なネットワークと海外でのスタートアップ支援のノウハウを
要する検討項目は少なくないと考えられる。ところが現状において
このような知見を有する国内の専門家は「極めて少ない」と指摘され
ている。また、米国の創薬等の分野では、有望な研究・シーズを対象
にVC等が製品等の可能性を探索・評価し、事業計画や会社設立、人材
確保を主導するベンチャークリエイションと呼ばれる手法も急速に
広がっているところ、日本ではこのような事業インフラが遅れてお
り、米国をはじめ海外のエコシステムとのギャップがあることが指
摘されている。中でも海外のトップクラスのVCは、ノウハウ・経験、
人材、資金量等で国内VCを凌駕していると言われている。
そこで、海外のエコシステムの中核たるVCとつながることで、国内の
エコシステムを整備・拡充していくことが期待される。

(イ) 提言
海外のトップクラスのグローバルVCを日本のエコシステムとつな
げ、日本のシーズや人材の発展・成長を加速する。
経済産業省のグローバルスタートアップ成長投資事業等の海外VCへ
のLP出資促進のモデルを発展させ、ベンチャーキャピタリスト育成
のため、海外VCによる出向受入をLP出資の条件とする等により、トッ
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