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最終とりまとめ (43 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41063.html |
出典情報 | ヘルスケアスタートアップ等の振興・支援策検討プロジェクトチーム 最終とりまとめの公表について(6/27)《厚生労働省》 |
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(3) 医療機器・SaMD市場における振興・支援策について
ア. 医療機器・SaMD市場
(ア) 市場構造の特性
医療機器は、患者に観察される現象から特定の疾患や状態にあると
認知・判定するための「診断用」と、医師が患者の病気や症状を治癒
あるいは軽快させるために使用する「治療用」の 2 種類に大別され
る。
我が国は、画像診断装置を中心とした診断用医療機器の国際競争力
は有しているが、治療用医療機器の国際競争力は比較的低い。国際競
争力の観点では、日系企業がシェアを多く持っている状態が理想的
であるが、そのような状況にないことが報告されている(図12)。製
品別の観点では、内視鏡やCT・超音波診断装置等の画像診断装置に強
みを持つ日系企業が存在し、特に内視鏡に関しては、日系企業が世界
シェアのほぼ100%を占めている。一方、治療用医療機器に関しては、
例えば、動脈瘤の治療に使用するステントやがんの治療に使用する
放射線治療装置は日系企業の世界シェアは1%程度である21,22。これは、
治療用医療機器の大幅な輸入超過としても現れており、2018年の約
9,500億円の医療機器貿易赤字の約87%が治療用医療機器に由来して
いる23。
21
株式会社富士キメラ総研「平成 30 年度日系企業のモノサービス及びソフトウェアの国際競
合ポジションに関する情報収集」(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
平成 30 年 6 月 30 日)
22
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所「我が国医療機器・ヘルスケア産業における
競争力調査報告書」(第 2 回医療機器・ヘルスケア開発協議会(令和 3 年 5 月 25 日)資料)
23
経済産業省「第 2 回医療機器・ヘルスケア開発協議会経済産業省提出資料」
(第 2 回医療機
器・ヘルスケア開発協議会(令和 3 年 5 月 25 日)資料)
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ア. 医療機器・SaMD市場
(ア) 市場構造の特性
医療機器は、患者に観察される現象から特定の疾患や状態にあると
認知・判定するための「診断用」と、医師が患者の病気や症状を治癒
あるいは軽快させるために使用する「治療用」の 2 種類に大別され
る。
我が国は、画像診断装置を中心とした診断用医療機器の国際競争力
は有しているが、治療用医療機器の国際競争力は比較的低い。国際競
争力の観点では、日系企業がシェアを多く持っている状態が理想的
であるが、そのような状況にないことが報告されている(図12)。製
品別の観点では、内視鏡やCT・超音波診断装置等の画像診断装置に強
みを持つ日系企業が存在し、特に内視鏡に関しては、日系企業が世界
シェアのほぼ100%を占めている。一方、治療用医療機器に関しては、
例えば、動脈瘤の治療に使用するステントやがんの治療に使用する
放射線治療装置は日系企業の世界シェアは1%程度である21,22。これは、
治療用医療機器の大幅な輸入超過としても現れており、2018年の約
9,500億円の医療機器貿易赤字の約87%が治療用医療機器に由来して
いる23。
21
株式会社富士キメラ総研「平成 30 年度日系企業のモノサービス及びソフトウェアの国際競
合ポジションに関する情報収集」(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
平成 30 年 6 月 30 日)
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株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所「我が国医療機器・ヘルスケア産業における
競争力調査報告書」(第 2 回医療機器・ヘルスケア開発協議会(令和 3 年 5 月 25 日)資料)
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経済産業省「第 2 回医療機器・ヘルスケア開発協議会経済産業省提出資料」
(第 2 回医療機
器・ヘルスケア開発協議会(令和 3 年 5 月 25 日)資料)
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