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最終とりまとめ (76 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41063.html |
出典情報 | ヘルスケアスタートアップ等の振興・支援策検討プロジェクトチーム 最終とりまとめの公表について(6/27)《厚生労働省》 |
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4. 結語
世界が注目する日本の健康・医療・介護の社会インフラ。その強みを活か
し、更なる進化を遂げるためには、イノベーションの担い手であるスター
トアップの力が不可欠である。
本書で示した提言は、日本のヘルスケアエコシステムにおけるスタート
アップの振興と支援のための具体的なアクションプランである。国を挙
げて、これらを着実に実行していくことが、日本の健康・医療・介護分野
の革新を加速し、国民生活におけるヘルスケアをより高品質で持続可能
なものに進化させる強力な推進力となる。同時にこれら施策は、日本がヘ
ルスケア分野における「起業大国」として、国際競争力のある成長産業を
創出するためのエンジンとなる。医療・介護の優れた皆保険制度を守りつ
つ、新しい産業の芽を育てていく。その高難度のミッションに果敢に挑戦
し続けることこそが、日本の未来を切り拓く鍵となる。
本書で指摘した取り組みを、一過性の打ち上げ花火で終わらせてはなら
ない。
提言の真価は、着実な実行と不断の改善にこそある。一つ一つの施策を、
後掲の工程表に沿って関係省庁一丸となって着実に実行に移すと共に、
その効果を定期的に検証し、必要に応じて軌道修正を図っていく PDCA
(Plan-Do-Check-Act)サイクルの実施が欠かせない。提言に盛り込まれ
た各施策は個別に独立した存在ではなく、相乗効果を発揮するパッケー
ジとして設計されている。本書の提言が絵に描いた餅に終わることなく、
持続的にインパクトを生み出し続けるためにも、本 PT の委員を中心とす
るフォローアップ会議を少なくとも年に 1 回開催することとし、継続的
な進捗管理と改善の仕組みを定める。
本書は、起業家や投資家として実際にヘルスケア分野のスタートアップ
育成に携わり苦労と手応えを重ねてきた多くの当事者の貴重な肉声の集
大成でもある。その中身は、政策当事者のみならず、国内外の研究者、起
業家、投資家、事業会社など、ヘルスケアスタートアップに関わる全ての
当事者にこそ読んでいただき、今後の研究開発や事業計画に取り組むに
あたり積極的に活用いただきたい。
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世界が注目する日本の健康・医療・介護の社会インフラ。その強みを活か
し、更なる進化を遂げるためには、イノベーションの担い手であるスター
トアップの力が不可欠である。
本書で示した提言は、日本のヘルスケアエコシステムにおけるスタート
アップの振興と支援のための具体的なアクションプランである。国を挙
げて、これらを着実に実行していくことが、日本の健康・医療・介護分野
の革新を加速し、国民生活におけるヘルスケアをより高品質で持続可能
なものに進化させる強力な推進力となる。同時にこれら施策は、日本がヘ
ルスケア分野における「起業大国」として、国際競争力のある成長産業を
創出するためのエンジンとなる。医療・介護の優れた皆保険制度を守りつ
つ、新しい産業の芽を育てていく。その高難度のミッションに果敢に挑戦
し続けることこそが、日本の未来を切り拓く鍵となる。
本書で指摘した取り組みを、一過性の打ち上げ花火で終わらせてはなら
ない。
提言の真価は、着実な実行と不断の改善にこそある。一つ一つの施策を、
後掲の工程表に沿って関係省庁一丸となって着実に実行に移すと共に、
その効果を定期的に検証し、必要に応じて軌道修正を図っていく PDCA
(Plan-Do-Check-Act)サイクルの実施が欠かせない。提言に盛り込まれ
た各施策は個別に独立した存在ではなく、相乗効果を発揮するパッケー
ジとして設計されている。本書の提言が絵に描いた餅に終わることなく、
持続的にインパクトを生み出し続けるためにも、本 PT の委員を中心とす
るフォローアップ会議を少なくとも年に 1 回開催することとし、継続的
な進捗管理と改善の仕組みを定める。
本書は、起業家や投資家として実際にヘルスケア分野のスタートアップ
育成に携わり苦労と手応えを重ねてきた多くの当事者の貴重な肉声の集
大成でもある。その中身は、政策当事者のみならず、国内外の研究者、起
業家、投資家、事業会社など、ヘルスケアスタートアップに関わる全ての
当事者にこそ読んでいただき、今後の研究開発や事業計画に取り組むに
あたり積極的に活用いただきたい。
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