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最終とりまとめ (37 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41063.html
出典情報 ヘルスケアスタートアップ等の振興・支援策検討プロジェクトチーム 最終とりまとめの公表について(6/27)《厚生労働省》
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図11:グローバル承認品目の基本特許創出国籍と年次推移19

イ. スタートアップ支援の基本戦略

幸い日本はライフサイエンス分野の基礎研究にこれまで力を入れて
おり、サイエンスは比較的豊富にあると考えられる。日本発の創薬ス
タートアップが成功するには、世界市場の過半を占める米国・欧州へ
の早期進出が鍵となる。それには、スタートアップ立ち上げ前や国内
での開発早期段階から、グローバル市場を狙った戦略・実務の助言や
資金が求められる。「創薬は(米国の)FDA 承認が取れるかどうかが
勝負」と言い切るスタートアップ関係者も少なくない。(戦略 1:世
界直行型アプローチ)
しかし、熾烈な競争にある世界市場での成功に導くのは容易ではな
い。各国のトップ大学や製薬企業等での競合研究をリアルタイムで
モニタリングし、自力開発、ライセンス、M&A 等様々な選択肢に向け
て、チャレンジし続ける必要がある。米国等を中心に、創薬分野で開
発・経営の知見が深い VC が主導して、アカデミアに存在するシーズ
を 見 出 し て 練 り 上 げ 、 プ ロ の 経 営 陣 と 組 み 合 わ せ る 「 Venture
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医薬産業政策研究所「日米欧 NME 承認品目の特許創出機関の国籍-日米欧における新規有効
成分含有医薬品の承認品目での比較-」
(政策研ニュース No.70 2023 年 11 月)
(https://www.jpma.or.jp/opir/news/070/03.html)
(日米欧 2 極以上で 2013 年以降に初めて承認された品目を Clarivate を元に分析)

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