よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2-5診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

<診断基準>
特発性再生不良性貧血の診断基準(平成 22 年度改訂)
1.臨床所見として、貧血、出血傾向、ときに発熱を認める。
2.Definite を対象とする
A.血液検査所見
以下の3項目のうち、少なくとも二つ2つを満たす。
①ヘモグロビン濃度:10.0g/dLdl 未満

②好中球:1,500/µLl 未満

③血小板:10 万/µLl 未


B.骨髄検査所見
以下の1)、2)のいずれか1つ以上を認める。
1)骨髄穿刺所見(クロット標本を含む。)で、有核細胞は原則として減少するが、減少がない場
合も巨核球の減少とリンパ球比率の上昇がある。造血細胞の異形成は顕著でない。
3.
2)骨髄生検所見で造血細胞の減少がある。
C.鑑別診断
汎血球減少の原因となる他以下の疾患を認めない。汎血球減少を来すことの多い他の疾患には、
白血病、骨髄異形成症候群、骨髄線維症、発作性夜間ヘモグロビン尿症、巨赤芽球性貧血、癌
の骨髄転移、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、脾機能亢進症(肝硬変、門脈圧亢進症など)、全身
性エリテマトーデス、血球貪食症候群、感染症などが含まれる。
4.以下<診断のカテゴリー>
Definite:A と B を満たし、C を除外したもの。
D.参考となる検査所見が加われば診断の確実性が増す。
1)網赤血球や未成熟血小板割合の増加がない。
22)骨髄穿刺所見(クロット標本を含む。)で、有核細胞は原則として減少するが、減少がない
場合も巨核球の減少とリンパ球比率の上昇がある。造血細胞の異形成は顕著でない。
3)骨髄生検所見で造血細胞の減少がある。
4)血清鉄値の上昇と不飽和鉄結合能の低下がある。
53)胸腰椎体の MRI で造血組織の減少と脂肪組織の増加を示す所見がある。

- 15-