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資料1-2-5診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (50 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<重症度分類>
以下に示す項目のうち最も重症度の高い項目を疾患の重症度とし、中等症以上を対象とする。
バゾプレシン
バソプレシン分泌低下症(中枢性尿崩症)
軽症:

尿量 3000~6000mL/日
尿浸透圧 251mOsm/L 以上
血漿 ADH 濃度 1.0pg/mL 以上(5%高張食塩水負荷試験後の最大反応値)
血清ナトリウム濃度 146mEq/L 以下
皮膚・粘膜乾燥 なし

中等症:

尿量 6000~9000mL/日、重症以外

尿浸透圧 151~250mOsm/L
血漿 ADH 濃度 0.5~0.9pg/mL
血清ナトリウム濃度 147~152mEq/L
皮膚・粘膜乾燥 軽度の乾燥
中等症: 成人においては 1 日 3,000 ml 以上又は 40 ml/kg 以上、小児においては 2,000 ml/m2 以上の尿
量を認めるもの
重症:

尿量 9000mL/日以上

渇感障害を伴うもの

尿浸透圧 150mOsm/L 以下
血漿 ADH 濃度 0.4pg/mL 以下
※血清ナトリウム 153mEq/L 以上
皮膚・粘膜乾燥 高度濃度が施設基準値上限を超えても渇感の乾燥(飲水訴えが十分に出来ないない場合)に
渇感障害ありと判断する。
バゾプレシン
バソプレシン分泌過剰症(SIADH)
軽症:

血清ナトリウム濃度 130 mEq/l 以上 135 mEq/l 未満

中等症: 血清ナトリウム濃度 125 mEq/l 以上 130 mEq/l 未満
重症:

血清ナトリウム濃度 125~134mEq/L mEq/l 未満
意識障害 なし
筋肉痙攣 なし
全身状態 異常なし~倦怠感、食欲低下

中等症: 血清ナトリウム濃度 115~124mEq/L
意識障害 JCSI-1~JCSI—3
筋肉痙攣 四肢筋のこわばり~筋繊維痙攣
全身状態 頭痛~悪心
重症:

血清ナトリウム濃度 114mEq/L 以下
意識障害 JCSII~JCSIII

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