資料1-2-5診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (73 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》 |
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Definiteを対象とする。
1.主要項目
(1)主症候(注1)
①手足の容積の増大
②先端巨大症様顔貌(眉弓部の膨隆、鼻・口唇の肥大、下顎の突出など)
③巨大舌
(2)検査所見
①成長ホルモン(GH)分泌の過剰。
血清血中 GH 値がブドウ糖 75g75 g 経口投与で正常域まで抑制されない。(注2)。
②血清血中 IGF-1(ソマトメジン C)の高値(年齢・性別基準値の2SD 以上)。(注3)。
③CT 又は MRI 又は CT で下垂体腺腫の所見を認める。(注4)。
2.参考事項
副症候及び検査所見
(1)発汗過多
(2)頭痛
(3)視力・視野障害
(4)女性における月経異常
(5)睡眠時無呼吸症候群
(6)耐糖能異常
(7)高血圧
(8)咬合不全不正咬合
(9)変形性関節症、手根管症候群
(10)頭蓋骨及び手足の単純 X 線の異常(注5)
3.診断基準のカテゴリー
Definite:1の(1)①から③の1項目以上を満たし、かつ11の(2)①から③の全ての項目を満たすもの
可能性を考慮:ブドウ糖負荷で GH が正常域に抑制されたり、臨床症候が軽微な場合でも、IGF-1 が高値で、
1(2)③を満たすもの
(注1)発病初期例や非典型例では症候が顕著でない場合がある。
(注2)正常域とは血中 GH 底値10.4 ng/mL(現在の GH 測定キットはリコンビナント GH に準拠した標準品を標
準品と用いている。キットにより GH 値が異なるため、成長科学協会のキット毎の補正式で補正した GH 値
で判定する GH 測定法)未満である。糖尿病、肝疾患、腎疾患、青年甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫、低
栄養状態、思春期・青年期では血中 GH 値が正常域まで抑制されないことがある。また、本症では血中
GH 値が TRH や LH-RHLHRH 刺激で増加(奇異性上昇)することや、ブロモクリプチンなどのドパミン作動
薬で血中 GH 値が増加しないことがある。さらに、腎機能が正常の場合に採取した尿中 GH 濃度が正常
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