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参考資料3-2 令和3年度終了研究課題の成果の一覧 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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No.

年度

研究課題名

研究事業名 研究代表者

専門的・学術的観点からの成果

臨床的観点からの成果

ガイドライン等の開発

その他行政的観点からの成果

その他のインパクト

開始 修了

がん検診事業の
63 評価に関する研


歯科口腔保健の
新たな評価方
法・評価指標の
開発のための調
64 査研究~我が国
の歯科健康格差
縮小へのヘルス
サービスリサー
チ~

循環器病の医療
体制構築に資す
る自治体が利活
65
用可能な指標等
を作成するため
の研究

大規模レジスト
リ・大規模臨床
試験の分析によ
66 る合併症予防に
有効な標準糖尿
病診療の構築の
ための研究

3

3

3

3

10年以上更新されていなかった、
がん検診事業の評価方法につい
ガイドライン等の開発ではないた
て、最新の知見をもとに抜本的に 臨床的な研究ではないため、この
高橋 宏和
め、この分野における成果はな
見直した。現状に則したがん検診 分野における成果はない。
い。
を提供するための報告書となるこ
とが期待される。

3

がん対策
推進総合
研究

3

本研究では、国民の歯科口腔健
康状態を把握する上で重要な歯
科指標の提言を行った。既存の歯
科指標としては、アウトカム指標
の咬合状態(FTU)、歯数、う蝕、
歯周病を全国レベルで都道府県
循環器疾
の地域差を顕出した。新規の歯科
患・糖尿病
田宮 菜奈 指標として、歯科受診、歯科疾患
等生活習

があるが通院なし、歯科サービス
慣病対策
毎の受療状況、医科歯科連携加
総合研究
算の算定、訪問歯科診療の受診
や、病院や介護施設における訪
問歯科診療の提供を提言した。成
果は国際誌に掲載され、日本国
内の差について現状を明らかにし
た。

3

本研究班ではNDB8年分を連続
データとして名寄せしコホートデー
タ化した。医療管理下での死亡に
ついては95%程度をレセプトから
死亡情報を拾うことに成功した。こ
の活用により心血管疾患班は心
循環器疾
大血管疾患リハビリテーションに
患・糖尿病
ついて、NDBデータによる集計上
等生活習 今村 知明 の定義検討とNDBデータからの病
慣病対策
名抽出の妥当性を検証した。脳卒
総合研究
中班は急性期脳梗塞に対する
tPAによる血栓溶解療法に対する
NDB集計、脳梗塞症例について
のNDB集計を行い、日本脳卒中
学会の公表値との比較による
NDB集計値の妥当性の検討を
行った。

3

J-DOIT3研究のサブ解析が進展 糖尿病の合併症に対する効果的
循環器疾
し、追跡研究を行った。これらの な介入目標や、血糖コントロール
患・糖尿病
植木 浩二 成果を学術誌に発表しており、今 に加えて血圧など危険因子の多
等生活習

後のガイドライン等への採用が期 元的介入が合併症の発症・進展
慣病対策
待される。J-DREAMS研究も施設 抑制につながることを日本での臨
総合研究
数や登録者が順調に増えている。 床試験で示した。

臨床的な観点としては、歯科医療
を必要としている人の現状を明ら
かにした。臨床家は歯科医院に通
院した人の治療を行うため、歯科
医院に通院できないけれど、歯科
医療を必要とする人がどの程度 本研究は社会医学的研究であ
いるのかを明らかにすることで、 り、ガイドラインの開発には該当し
今後介入する場所が明確となっ ない。
た。また、病院や介護施設等での
歯科介入のばらつきが大きいこと
も明らかになったため、訪問歯科
診療の推進が必要であると考えら
れた。

心血管疾患班は、NDB上で心血
管疾患を有する患者を特定する
ためのアルゴリズムを作成し、そ
のアルゴリズムを用いて先行研究
や前年度までの検証から候補と
なった指標について、都道府県単
位での予後との関連性について
評価を行い自治体における利活
用の観点からの有効性の評価を
行った。
脳卒中班はすでに検討されてき
た指標案に対するエビデンスを示
すことに注力した。エビデンスとし
ては各自治体間での比較が容易
でNDBより算出可能である点から
標準化死亡比(SMR)を採用し、
各指標案、算出方法、SMRの結

・第7回循環器病対策推進協議会
(令和4年3月30日開催)におい
て、研究代表者 今村知明が参考
人として研究班の成果「循環器病
の指標を作成するための研究班
での結果概要について」の説明を
行った。
・第8回第8次医療計画等に関す
る検討会(令和4年5月25日開催)
について、研究代表者 今村知明
が委員として研究班の成果「医療
計画での指標を作成するための
研究班での取り組みと「指標」作
成の留意点について」の説明を
行った。

対策型がん検診を適切に提供す
るうえで、必要とされる知識が網 厚生労働省「第34回がん検診の
羅されており、がん検診に携わる あり方に関する検討会」に報告す
方のリテラシー向上および、がん ることにより、政策提言を行った。
検診対策の改善が見込まれる。

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9

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1

0

国民の歯科口腔健康状態を把握
する上で重要な歯科指標の提言
を行った。行政的観点として、健
康日本21のような国民の健康目
標を決定する上で、既存の指標の
重要性と都道府県の格差、また社
会経済学的格差を明らかにしたこ
とは、ただ一律の目標値の策定で
はなく非常に重要な観点である。
新たな目標値を決定する際に、本
研究成果は貢献すると考えられ
る。

歯科保健の都道府県差や社会経
済学的差の現状を明らかにしたこ
とは、国民に広く関連がある事象
である。研究成果は筑波大学の
webページでプレスリリースされ
た。(2021年6月14日)

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7

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NDB等によるエビデンス検討結果
に基づき、心血管班3つ、脳卒中
班7つの新しい指標案を示した。
心血管班:急性心筋梗塞に対す
る経皮的冠動脈インターベンショ
ン実施率、大動脈疾患患者に対
する手術件数 他、 脳卒中班:
脳神経内科医師数・脳神経外科
医師数、脳梗塞に対するtPAによ
る血栓溶解療法の実施可能施設
数、脳梗塞に対する血管内治療
による血栓回収療法の実施可能
施設数、脳梗塞に対する血管内
治療による血栓回収療法の実施
件数、くも膜下出血に対する脳動
脈瘤クリッピング術の実施件数
他(詳細は報告書に記す)

下記学会のシンポジウムにて発
表を行った
①2020年08月09日~2020年08月
12日(石川県、立音楽堂) 第40
回日本脳神経外科コングレス総
会 人口構成の変化へ対応する
ための医療界の動向と課題~地
域医療構想や医療計画、地域包
括ケアシステム~ 今村知明.
②2021年03月26日~2021年03月
28日(神奈川県、パシフィコ横浜
/WEB) 第85回日本循環器学会
学術総会 リアルワールド・データ
の臨床活用への現状と課題 今
村知明.

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研究成果は学会報告、論文発表
により継続して発表している。

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3

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今後、J-DOIT3研究、J-DREAMS
研究、NDB研究の成果が診療ガ
(該当せず)
イドラインや治療ガイドに反映され
ることが見込まれている。

18

原著論文 その他の論 学会発表 特許(件 その他
(件数) 文等(件数) (件数)
数)
(件数)
和文 英文等
和文 英文等
国内 国際 出願 取得 施策への反映
普及・啓発活動