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参考資料3-2 令和3年度終了研究課題の成果の一覧 (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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No.

年度

研究課題名

研究事業名 研究代表者

専門的・学術的観点からの成果

臨床的観点からの成果

ガイドライン等の開発

実証研究に基づ
く訪問看護・介護
に関連する事故
109 および感染症予
防のガイドライン
策定のための研


高齢者の口腔管
110 理等の充実のた
めの研究

嚥下機能低下に
伴う服薬困難に
対応するための
111
アルゴリズム等
作成のための研


3

3

3

3

3

3

長寿科学
政策研究

長寿科学
政策研究

長寿科学
政策研究

国内外における文献検討ならび
に全国の自治体の介護保険事業
者における事故発生時における
報告取扱要領の分析、訪問看護
事業所の管理者を対象としたイン
タビュー、訪問看護ならびに訪問
介護事業所を対象とした全国調
柏木 聖代
査による事故・感染症の発生状況
と予防策に関する実態把握、事故
事例の定性分析、細菌学的調査
等により、感染症を含む事故発生
や関連要因を明らかにした。成果
は国内誌に2件、国際誌に3件が
掲載された。

事業所内・自治体間の事故・感染
症の用語の定義および範囲の統
一化、安全管理に関する委員会
設置やモニタリング担当者の配置
等の体制整備、事故発生のモニタ
リングの実施、外部事業所との情
報共有推進、研修による最新情
報のアップデート、訪問介護事業 訪問看護・介護に関連する事故
所、小規模訪問看護ステーション 予防に関するガイドラインを作成
への技術支援等のプロセスの整 した。
備、オムツ交換時のPPE着用の徹
底、推奨される手指衛生の遵守
状況の把握、従事者の事故の発
生状況の把握、7)リスクアセスメ
ント、アセスメントに基づく対策の
実施と事故発生時の当事者への
サポートの必要性を見出した。

大規模コホートのデータ約2,500人
を収集統合し、口腔機能低下の
実態を把握し、現在の口腔機能
低下症の7項目による評価と比較
して、サルコペニア、フレイル、低
栄養を精度よく識別できる口腔機
能低下状態の新たな定義を検討
平野 浩彦
特記事項なし
した。その結果、項目数を減らし
た4項目モデルではフレイル、低
栄養をアウトカムとした場合の識
別能への差はなく、サルコペニア
をアウトカムとした場合は識別能
が優れていた。さらに重複類型別
解析結果の各特性を参考に、4項
目モデル診断アルゴリズムを考案
粉砕した錠剤がとろみやゼリー、
食事に混ぜて服薬させる状況が
明らかになり、服薬を介助する介
護者がかかわるほどその率は高
かった。粉砕した錠剤は、原薬の
強烈な苦味・におい・刺激などが
露出することがあるから、食事な
どに混ぜると拒食につながる可能
倉田 なお
性もある。また、薬効損失、副作

用の発現等のデメリットが多く、錠
剤粉砕はさけるべき行為である
が、日常的な服薬手段として実施
されていることが明確化した。今
回の専門的・学術的観点から作
成したアルゴリズムが、今後の服
薬介助の概念を変える成果物と
なることを期待する。

特記事項なし

今回作成したアルゴリズムを活用
することで、錠剤粉砕をなくし、よ
り服用しやすい安全な剤形や製
剤を選択できるようになることによ
り、患者への安全な服薬を可能と
し、さらに服薬介助の手間や時間
が軽減できるようになる。また患
特記事項なし
者や介護者が。より服薬しやすい
薬に変更できることを知ることが
でき、多職種との連携が促進でき
る。摂食嚥下障害の対応には職
種連携は欠かせないが、同時に
作成した連携パスにより連携する
べき職種がより明確になった。

32

原著論文 その他の論 学会発表 特許(件 その他
(件数) 文等(件数) (件数)
数)
(件数)
和文 英文等
和文 英文等
国内 国際 出願 取得 施策への反映
普及・啓発活動

その他行政的観点からの成果

その他のインパクト

全国調査による実態把握に加え、
事例の定性的分析、細菌学的調
査等の実証研究により、インシデ
ント・アクシデント、感染症発生の
背景や要因、それらを踏まえた効
果的な防止策が明らかになり、厚
生労働行政において訪問系サー
ビスの安全対策および感染症対
策について議論・検討する上での
根拠となる資料を提供できる。

事業者の指定・指導等の権限をも
つ自治体や各事業所において、
本研究で得られた知見ならびにガ
イドラインが活用されることで、訪
問看護・訪問介護の利用者に対し
て安全かつ質の高いサービス提
供の推進など間接的な波及効果
が期待できる。

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特記事項なし

本事業より得られた結果につい
て、一般社団法人日本老年歯科
医学会開催の「口腔機能低下症
とオーラルフレイルに関するワー
クショップ」にて報告を行った。

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2

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特記事項なし

アルゴリズムは完成したばかりで
あり、普及・啓発は以下の学会・
依頼講演等にて実施する。
2022年
3月25日:日本服薬支援研究会教
育講演:倉田なおみ
4月16日:神奈川摂食嚥下リハビ
リテーション研究会特別講演:倉
田なおみ
5月14-15日:日本老年薬学会一
般演題・ランチョンセミナー座長:秋
下雅弘、演者:倉田なおみ
6月18日:岐阜経腸栄養研究会特
別講演:倉田なおみ
7月24日:医療薬学フォーラムシン
ポジウム:倉田なおみ
9月23-25日:日本医療薬学会シン
ポジウム:肥田典子、鈴木慶介、
倉田なおみ

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開始 修了